ガラタサライでプレーしているツィエク [写真]=Getty Images
チェルシーからガラタサライにレンタル移籍中のモロッコ代表MFハキム・ツィエクは来シーズンも同クラブでプレーを続けることになるようだ。8日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在31歳のツィエクはヘーレンフェーン、トゥウェンテを経て、2016年夏に加入したアヤックスで活躍。同クラブでは公式戦通算165試合の出場で49ゴール81アシストを記録し、2018-19シーズンの国内2冠とチャンピオンズリーグ準決勝進出の立役者となった。
そして、2020年夏に移籍金3300万ポンド(約64億円)でアヤックスからチェルシーに完全移籍したが、アヤックス時代の輝きを見せることはできず。チェルシーでは通算107試合出場で14ゴール13アシストを記録するにとどまった。
昨年冬の移籍市場ではパリ・サンジェルマン(PSG)へのレンタル移籍に迫っていたが、最終的には書類の問題で締め切り時間に間に合わず、移籍が実現せず。マウリシオ・ポチェッティーノ監督の構想から外れた昨夏もアル・ナスルへの移籍でチェルシーはクラブ間合意に達していたが、ツィエクのメディカルチェックで問題があったことから、交渉は破談となった。
それでも、最終的には昨年8月に特定の条件が満たされた場合に買い取り義務が発生する1年間のレンタル移籍でガラタサライに加入。負傷離脱を余儀なくされる期間もあったものの、ここまで公式戦21試合出場で8ゴール4アシストを記録し、スュペル・リグ(トルコリーグ1部)で首位に立つチームに貢献している。
このような活躍もあり、契約に付随していた買い取り義務条項が発動されることになる模様で、ツィエクはチェルシーに復帰することなく、来シーズンもガラタサライでプレーを続けることになるようだ。なお、買い取りの際に移籍金は発生しないものと見られているものの、将来のパフォーマンスに応じてボーナスが支払われる可能性は残されていることも伝えられている。
By サッカーキング編集部
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