ゴールを喜ぶセルティックの選手たち[写真]=Getty Images
スコティッシュ・プレミアシップ第36節が11日に行われ、セルティックとレンジャーズが対戦した。
現在、スコティッシュ・プレミアシップは上位6チームが総当たりで対戦する最終章に突入。前節終了時点で勝ち点「84」を積み上げたセルティックは、2位のレンジャーズに勝ち点差「3」をつけて首位を走っている。3連覇へ向けて負けられない試合が続くシーズン終盤に迎えた宿敵レンジャーズとの“オールドファーム”で、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の日本人3人がスタメンに並んだ。
試合は序盤からホームのセルティックが優位に試合を進めレンジャーズのゴール前に迫る展開が続く。31分にはゴール前のパス回しから古橋がダイレクトでシュートを放つも、相手GKにセーブされた。
セルティックがポゼッションを続けるなか、時おりレンジャーズもカウンターでセルティックゴールに迫る展開が続いたなかの35分、セルティックが先制に成功する。マット・オライリーが右サイドからグラウンダーで送られたボールを受け、左足を振り抜くとボールはゴールに吸い込まれた。
さらに38分、セルティックが追加点を決める。左サイドに大きく振られたボールを、前田大然が足を高くあげ巧みなトラップでボールを止めると、ボールをゴール前に送った。すると、ボールはレンジャーズのジョン・ランドストラムが伸ばした足に当たり、オウンゴールでレンジャーズが2-0と突き放した。
しかし40分、レンジャーズが1点を返す。左サイドからあげられたセンタリングをファーポストで合わせ、そのこぼれ球をシリル・デセルスが頭で押し込んだ。
だが前半終了直前の45+2分、レンジャーズは退場者を出してしまう。ジョン・ランドストラムのタックルに対し、VARレビューの結果レッドカードが提示されレンジャーズは一人少ない状態で試合の残りを戦うことになった。
後半も、数的優位となったセルティックがボールを回す展開が続くと50分、セルティックがマット・オライリーがペナルティエリア内でPKを得る。VARレビューの結果、PKが再確認されると自ら得たPKをマット・オライリーが蹴り込むが、これはレンジャーズのGKジャック・バトランドにストップされてしまった。
その後もセルティックが試合を支配したが、試合はこのまま2-1で終了。セルティックが“オールドファーム”で勝利し、2位レンジャーズとの勝ち点差を「6」に広げた。
次節は14日に行われ、セルティックはアウェイでキルマーノックと、レンジャーズはホームでダンディー・ユナイテッドと対戦する。
【得点者】
1-0 35分 マット・オライリー(セルティック)
2-0 38分 ジョン・ランドストラム(OG/セルティック)
2-1 40分 シリル・デセルス(レンジャーズ)
By サッカーキング編集部
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