2-0で勝利したベルギー代表 [写真]=Getty Images
EURO2024本大会を控えるベルギー代表が5日、モンテネグロ代表との国際親善試合を行った。
EURO2024予選でグループFに入ったベルギー代表は、6勝2分と無敗を記録して本大会行きの切符を獲得。大会開幕が目前に迫るなか、グループGで3位となったことにより惜しくも予選敗退が決まったモンテネグロ代表との強化試合に臨む。指揮官を務めるドミニコ・テデスコ監督は、ケヴィン・デ・ブライネやヤニック・カラスコらを先発に起用。一方で、“レッド・デビルズ”の絶対的なエースであるロメル・ルカクはメンバー外となっている。
試合は、序盤からベルギー代表が決定機を作り出す。16分に前線から果敢にプレスを仕掛け、相手のパスコースに入ったロイス・オペンダがインターセプト。スルーパスからボックス内に抜け出したカラスコがゴールを狙うが、シュートはGKの攻守に阻まれてしまった。
激しいプレスでモンテネグロ代表を苦しめるベルギー代表は、34分に右サイド深くでデ・ブライネがボールをカット。こぼれ球を回収したオペンダが再びデ・ブライネに繋ぐと、右足からダイレクトで送られたグランダーのクロスに、ゴール前へと走り込んできたカラスコが合わせる。しかし、またもシュートはモンテネグロ代表のGKマティヤ・サルキッチによって防がれた。
ビッグセーブを連発するモンテネグロ代表の守護神マティヤ・サルキッチは、38分にも裏に抜け出したオペンダのシュートをブロック。ベルギー代表としては、再三の決定機を仕留め切れない時間が続いたが、ようやく44分に均衡が破られる。味方のバックパスが中途半端になった影響で、飛び出してきたGKマティヤ・サルキッチが痛恨のキックミス。デ・ブライネが無人のゴールに流し込み、ベルギー代表が先制に成功した。
後半も相手を圧倒するベルギー代表は、54分に左サイドでコーナーキックを獲得。ショートコーナーから、ジェレミー・ドクがペナルティエリア手前のマキシム・デ・カイペルにパスを送り、トラップから思い切り良く左足を振り抜く。強烈なシュートはブロックを試みたマーカーに当たって枠を捉えたものの、GKによって弾かれてしまう。
88分には、モンテネグロ代表のミロシュ・ブルノヴィッチが2枚目のイエローカードにより退場。ベルギー代表の攻勢が強まると、後半アディショナルタイムにドクが倒されPKを得る。キッカーを務めたレアンドロ・トロサールが確実に決め、試合は2-0で終了。ベルギー代表がモンテネグロ代表を下した。
この後、ベルギー代表は8日にルクセンブルク代表との国際親善試合に臨む。一方、モンテネグロ代表は9日にジョージア代表と対戦予定だ。
【得点者】
1-0 44分 ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー代表)
2-0 90+3分 レアンドロ・トロサール(PK/ベルギー代表)
By サッカーキング編集部
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