ユタ・ロイヤルズFCへの完全移籍が発表された田中美南(右)[写真]=須田康暉(@neville_joker)
WEリーグのINAC神戸レオネッサは6日、日本女子代表(なでしこジャパン)FW田中美南がナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL/アメリカ女子1部)のユタ・ロイヤルズFCに完全移籍することを発表した。
現在30歳の田中は、日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の下部組織出身で、2012年にトップチームへと昇格。2016年に自身初のリーグ得点王に輝くと、翌年はクラブのリーグ3連覇に貢献しながら、2年連続となる得点王を獲得した。2020年にはINAC神戸レオネッサへと加入し、2021年に女子ブンデスリーガ1部のレヴァークーゼンにレンタル移籍。INAC神戸レオネッサ復帰後も中心選手として活躍し、2023-24シーズンは公式戦29試合出場11ゴールをマークした。
なでしこジャパンとしても通算80試合出場36ゴールの成績を残している田中は、今月開幕するパリオリンピック2024のメンバーにも選出。さらなる成長を求めて来シーズンから自身2度目となる海外挑戦を決断した。
ユタ・ロイヤルズFCに完全移籍する田中は、INAC神戸レオネッサ公式サイトを通して以下のようにコメントを発表している。
「4年前、自分の成長のためにINAC神戸に移籍すると決断しました。そして今回も、さらに新しい刺激と成長を求めて海外のクラブに挑戦することに決めました。INAC神戸にきて、いろいろな経験を積んで、選手としてプレーの幅も増やすことができました。それが代表にも繋がっているし、胸を張ってこの決断をしてよかったなと思います。気づいたら4年が経っていて、あたたかい人がたくさんいる神戸という街が大好きになりました。離れる寂しさもありますが、WEリーグの価値を高めるためにも、海外で頑張ってきたいと思います」
「INAC神戸を支援してくださるスポンサー様、一緒に熱く戦ってくれたサポーターの皆さんありがとうございました。来シーズンもINAC神戸に心強い声援よろしくお願いします。そして、快く送り出してくださった安本社長はじめ、スタッフの皆さん、これまで一緒に戦ったチームメイトのみんな、ありがとうございました!!来シーズンも素晴らしいシーズンになることを祈っています!Vamos!!!」
By サッカーキング編集部
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