フェネルバフチェ移籍が迫るFWエン・ネシリ [写真]=Getty Images
セビージャに所属するFWユセフ・エン・ネシリのフェネルバフチェ移籍が迫りつつあるようだ。21日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
1997年6月1日生まれのエン・ネシリは現在27歳。2015年に母国モロッコからジブラルタル海峡を渡り、マラガのカンテラに入団すると、2016年8月にトップチームデビュー。2018年夏からプレーしたレガネスでブレイクした後、2020年冬にセビージャに加入した。驚異的な跳躍力とボディバランス、両足遜色ないキックを兼ね揃える“規格外の怪物”。ムラっけがあるのが玉に瑕だが、在籍4年半でクラブ公式戦通算196試合に出場し73得点を記録。2度のヨーロッパリーグ優勝にも貢献している。
そんなエン・ネシリのフェネルバフチェ移籍が迫りつつあるようだ。『マルカ』によると、トルコ行きを悩みに悩んだ末に同選手が、オファーを受け入れることを決断した模様。欧州コンペティションでプレーしたいという希望を満たしていることも大きいと指摘した。契約の詳細は詰めきれていないものの、週明けにイスタンブールへと飛び、メディカルチェックを経て契約書にサインする予定で、契約期間は2028年までの4年間となる見通し。
また同紙によると、セビージャが得ることのできる移籍金総額は、2500万ユーロ(約43億円)程度とのこと。財政難に喘いでいるクラブは、今夏の移籍市場で高給取りの選手の売却を目指しており、来夏に現行契約が満了を迎える同選手もその対象者に。エン・ネシリに対しては、複数クラブが関心を示していたものの、正式オファーを提出したのはフェネルバフチェだけだったと併せて伝えている。
宿敵ガラタサライにスュペル・リグ連覇を許した屈辱を晴らしたいフェネルバフチェ。今夏に招聘したジョゼ・モウリーニョ新監督の“従者”となる、ラ・リーガ屈指のフィジカルモンスターの獲得に近づいている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト