現役引退を発表したぺぺ [写真]=Getty Images
ポルトに所属するポルトガル代表DFペペが8日、現役引退を発表した。
1983年2月26日生まれのぺぺは現在41歳。2002-2003シーズンにポルトガルのCSマリティモでプロキャリアをスタートさせると、2004年夏にポルトへと移籍し、2007年7月には移籍金3000万ユーロ(約48億円)でスペインの名門レアル・マドリードに加入した。当時は無名だったため高額な移籍金に批判が集まったものの、1年目から出場機会を掴んでセンターバックの主軸に定着。在籍した10年間でラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)を3度制覇するなど、数多くのタイトル獲得に貢献した。その後はベシクタシュでのプレーを経て、2019年1月に古巣であるポルトに復帰。2023-2024シーズンにはCLの最年長出場記録と最年長得点記録を更新し、衰え知らずなパフォーマンスを披露していた。
また、ポルトガル代表としても通算141試合出場8ゴール3アシストを記録。2016年には同国史上初となるEURO制覇に大きく貢献しており、3大会連続で大会ベストイレブンに選出される圧巻の活躍を見せた。今夏にドイツで開催されたEURO2024では、41歳で代表メンバーに選出。チームは準々決勝敗退となったが、自身は4試合に出場して守備陣を牽引した。
キャリアを通して合計34個のトロフィーを獲得してきたぺぺ。自身のYouTubeで公開したコメントは以下の通り。
「自分の道を歩み続けるための知恵を与えてくれた神に感謝したい。自分の仕事ができるように投資し、僕を信じてくれたすべての会長たちへの感謝は尽きない。また、僕がプレーしたすべてのクラブの従業員にも感謝したい。彼らはクラブと代表チームの魂であり、エッセンスなのだ。僕を日々成長させ、競争させてくれたチームメイト、コーチたちにも感謝したい」
「また、この旅に付き合ってくれたジョルジュ・メンデス、ジェスティフテ、ポラリスにも感謝したい。プロサッカー選手になるという夢を追いかけることを許してくれた母、僕が不在の間も僕の居場所だった家族全員にも。僕の中で、僕の人生の根本的な支えであり、家を出るときにも支えてくれたことは、間違いなく明確な良心を持って行動するための必要なサポートだった。本当にありがとう、みんなに感謝の抱擁を捧げる」
By サッカーキング編集部
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