昨シーズンはチェルシーを率いたポチェッティーノ氏 [写真]=Getty Images
アメリカ代表の新監督にマウリシオ・ポチェッティーノ氏が就任することが濃厚となったようだ。15日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。
自国開催のコパ・アメリカ2024でグループステージ敗退に終わったことを受け、アメリカサッカー連盟(USSF)は先月10日にグレッグ・バーホルター前監督の解任を発表。メキシコ、カナダとの共同開催国として臨むFIFAワールドカップ26に向けて、欧州のトップクラブでの指導経験豊富なポチェッティーノ氏をリストアップし、招へいに向けて動いていることが明らかになっていた。
今回の報道によると、ポチェッティーノ氏はアメリカ代表の新監督に就任することでUSSFと合意に達した模様。かつてサウサンプトンで仕事を共にし、現在はUSFFのスポーツディレクター(SD)を務めるマット・クロッカー氏が提示した条件とプロジェクトを受け入れ、少なくともFIFAワールドカップ26までの指揮を執ることが濃厚となったようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も「ポチェッティーノがアメリカ代表監督に就任し、FIFAワールドカップ26へ導くことになる」と伝えている。
現在52歳のポチェッティーノ氏は現役時代にパリ・サンジェルマン(PSG)やエスパニョール、ボルドーなどで活躍し、アルゼンチン代表として国際Aマッチ通算20試合に出場。2006年の引退後は指導者に転身し、2009年にはエスパニョールの指揮官に就任した。その後はサウサンプトン、トッテナム、PSGの監督を歴任。昨シーズン開幕前にはチェルシーに就任し、カラバオカップで準優勝、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権獲得という結果を残したものの、今年5月にわずか1年での契約解除が発表された。
なお、アメリカ代表監督への就任が正式決定した場合、ポチェッティーノ氏は初めてナショナルチームの指揮を執ることとなる。
By サッカーキング編集部
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