ドルトムントの“象徴”として長年活躍してきたマルコ・ロイス [写真]=Getty Images
ロサンゼルス・ギャラクシーは15日、2023-24シーズン限りでドルトムントを退団した元ドイツ代表MFマルコ・ロイスが完全移籍にて加入することを発表した。
クラブの発表によると、契約期間は2026シーズン終了時までの2年半。フリートランスファーでの加入となるため、移籍金は発生しない。MLSではサラリーキャップ制が導入されているが、ロイスはターゲット・アロケーション・マネー・プレイヤーとなり、給与の上限を引き上げられる枠に該当するという。当初、ロイスとの交渉を行っていたシャーロットFCに対しては、40万ドル(約5900万円)のジェネラル・アロケーション・マネー(売却益の一部/他クラブとの取引において使用可能)を支払うことで、ディスカバリー・プライオリティ(優先枠)の獲得に合意したとのことだ。
ロイスは1989年5月31日生まれの現在35歳。ドルトムントのアカデミーで育ったものの、同クラブを離れてアーレンでキャリアをスタートさせる。2009年夏にはボルシアMGへ完全移籍加入すると、同クラブでブンデスリーガ屈指のアタッカーに成長を遂げ、2012年夏に“古巣”のドルトムントへ復帰を果たした。以降はドルトムント一筋でプレーを続け、2023-24シーズンで12年目に突入。加入後は負傷に悩まされる時期も短くはなかったが、コンディションが整っている場合には“攻撃の要”としてドルトムントを支え、現在までに同クラブで公式戦通算429試合出場170ゴール131アシストを記録。2度のDFBポカール制覇も経験した。
また、2011年10月にはドイツ代表デビューも飾る。EURO2012やFIFAワールドカップロシア2018などの国際主要大会に出場したこともあり、これまでに国際Aマッチ通算で48試合出場15ゴールを記録している。
MLSは春秋制のリーグのため、現在もシーズンの真っ只中。LAギャラクシーはウェスタン・カンファレンス(西地区)の26試合を終えた段階で14勝7分5敗の成績を残し、勝ち点「49」を積み上げて首位を走っている。なお、現在のチームにはDF吉田麻也とDF山根視来が在籍。かつてドルトムントでMF香川真司(現:セレッソ大阪)と共演したロイスは、アメリカの地で再び日本人選手と共に闘うことが決まった。
By サッカーキング編集部
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