長く女子アメリカ代表を牽引したモーガン [写真]=Getty Images
サンディエゴ・ウェーブに所属するアメリカ女子代表FWアレックス・モーガンが5日に自身の公式SNSを更新し、現役引退を表明した。
1989年7月2日生まれで現在35歳のモーガンは、2010年3月に代表デビューを飾り、国際Aマッチ通算224試合の出場で123ゴールをマーク。長きに渡ってアメリカ女子代表の前線の主軸を担い、2度のFIFA女子ワールドカップ制覇や2012年のロンドン・オリンピック(ロンドン五輪)での金メダル獲得に大きく貢献した。
自身初の国際舞台となったFIFA女子ワールドカップドイツ2011では、日本女子代表(なでしこジャパン)との決勝戦で先制ゴールをマークし、アビー・ワンバック氏の得点をアシスト。チームは最終的にPK戦で敗れたものの、延長後半終了間際には岩清水梓(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)を退場に追い込むなど存在感を放った。その後も持ち前のスピードを武器に国際舞台で何度もなでしこジャパンの前に立ちはだかった。
クラブレベルではナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL/アメリカ女子リーグ)のほかに、リヨンやトッテナムでもプレーしたモーガン。現地時間5日に自身の公式SNSを更新し、現地時間8日に開催予定のNWSLの試合を最後にスパイクを脱ぐことを明かした。
「私は引退する。この決断については非常に明確な考えを持っており、ようやく伝えられたことを嬉しく思う。長い時間がかかった。この決断は容易ではなかったが、2024年の始めにこれが最後のシーズンになると心と魂で感じた。サッカーは30年間私の一部であり、私が初めて愛したものの一つだった。このスポーツに全てを捧げ、その見返りに得たものは夢見た以上のものだった」
By サッカーキング編集部
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