ユールゴーデンIF所属DF小杉啓太[写真]=Getty Images
スウェーデン1部リーグ(アルスヴェンスカン)第26節が6日に行われ、ユールゴーデンIFに所属するU-19日本代表DF小杉啓太がプロ初ゴールを記録した。
2006年3月18日生まれの小杉は、『FIFA U-17ワールドカップ2023』でU-17日本代表の主将を務めた期待の左サイドバック。今年3月に湘南ベルマーレU-18からユールゴーデンIFへ移籍すると、5月12日のエルフスポリ戦でプロデビューを飾った。以降、しばらく出場機会を確保できなかったが、徐々に評価を高め、9月に入ると、18歳ながら主力に定着した。
10月6日に行われたスウェーデン1部リーグ第26節カルマル戦で、小杉はリーグ戦7試合連続で先発出場。すると、0-1とビハインドで迎えた50分、コーナーキックのこぼれ球に反応した小杉がペナルティエリア手前から左足を振り抜く。地面に叩きつけたシュートは見事にゴールネットに吸い込まれ、同点弾となった。小杉はこれが嬉しい公式戦プロ初ゴールとなった。
しかし、チームは降格圏に沈むカルマル相手に勝ち越し点を奪えず、このまま1-1で試合終了。ユールゴーデンIFは痛恨のドローで3位へ後退した。
試合後、小杉はユールゴーデンIFの公式YouTubeチャンネルに登場し、「勝つべき試合だった。得点するチャンスはあったし、ビハインドを負いたくはなかった。シーズンの終わりに下位のチームと対戦すると、リスクのない堅実な守備をしてくるので、本当に難しい。ただ、自分たちにはチャンスがあったので、もっと得点して試合に勝つべきだった」と、悔しさを滲ませながら試合を振り返った。
初得点に関しての質問には、「嬉しかった」と少し表情を緩ませたものの、「嬉しかったけど、勝てればよかった。少しフラストレーションがたまったけど、次の試合につなげたい」と冷静に語っていた。
By サッカーキング編集部
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