昨年のパリ五輪にも出場した大畑歩夢 [写真]=Getty Images
浦和レッズは29日、DF大畑歩夢がジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のルーヴェンへ完全移籍することを発表した。ルーヴェン側の発表によると、契約期間は2027年6月30日までとなっている。
2001年4月27日生まれで現在23歳の大畑は左サイドバック(SB)を主戦場とするプレーヤー。サガン鳥栖の下部組織出身で、2020年8月に19歳でトップチームデビューを飾り、2022年1月に浦和へ活躍の場を移した。初年度から主力に定着し、3シーズンで公式戦通算87試合に出場。昨シーズンは明治安田J1リーグで26試合、YBCルヴァンカップで1試合に出場した。
A代表への招集経験はないものの、世代別の日本代表でも活躍しており、昨年はU-23代表の一員としてAFC U-23アジアカップカタール2024やパリ・オリンピック2024に出場した。
自身初の海外移籍が決まった大畑は、浦和のクラブ公式サイトで次のようなコメントを発表している。
「浦和レッズを愛するファン・サポーターのみなさま、3年間どんなときも応援していただき、ありがとうございました。このたび、ベルギーリーグのルーヴェンに移籍することを決断しました」
「この3年間は僕にとって、とても有意義なサッカー人生となり忘れることができない多くの思い出ができました。今後はいま以上にサッカーと向き合いながら、もっともっと成長していけるように頑張ります。これからも変わらず浦和レッズを応援しています。3年間本当にありがとうございました」
また、新天地となるルーヴェンのクラブ公式サイト上では「ルーヴェンのファンのためにプレーするのが待ち切れません。出来るだけ多くの試合に勝てるよう全力を尽くします」とコメント。同クラブのフレデリック・ファン・デン・スティーン監督も次のように期待を語っている。
「パリ・オリンピックで大畑歩夢が日本代表としてプレーしている姿を初めて見て、感銘を受けた。非常にスピードがあり、守備も強く、前への推進力がるプレーをする。また、若いにも関わらず、彼はすでに最高レベルで多くの経験を積んでいる」
なお、ルーヴェンにはDF大南拓磨とDF明本考浩が在籍。チームは今シーズンのジュピラー・プロ・リーグでここまで23試合を消化し、5勝11分7敗の成績で12位につけている。
By サッカーキング編集部
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