昨年夏のセビージャ退団後は無所属となっているS・ラモス [写真]=Getty Images
無所属の状態が続く元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、メキシコに新天地を求める可能性が浮上しているようだ。30日、スペイン紙『アス』や『ESPN』が伝えている。
現在38歳のS・ラモスはセビージャの下部組織出身で、2003-04シーズンにトップチームデビューを飾り、2005年夏にはレアル・マドリードへ完全移籍で加入した。約16年間で公式戦通算671試合出場101ゴール40アシストという成績を残し、4度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含む数多くのタイトル獲得に貢献すると、パリ・サンジェルマン(PSG)を経て、2023年夏に古巣セビージャへ復帰した。
昨シーズンは公式戦37試合に出場し7ゴール1アシストをマークしたS・ラモスだが、契約満了に伴い昨年6月末をもって退団。レアル・マドリード時代の同僚でもあるフェルナンド・ガゴ監督率いるボカ・ジュニオルスやエジプトのアル・ザマレクなどが新天地候補として浮上したが、いずれのクラブとも合意には至らず、現在も無所属の状態が続いている。
なかなか新天地が決まらないS・ラモスだが、ここに来てメキシコ行きの可能性が浮上しているという。報道によると、モンテレイが戦力拡充への「現実的なオプション」として同選手との交渉を進めており、フリーランスファーでの加入について原則合意に達しているとのこと。S・ラモスはメディカルチェックを受診するため、近日中にメキシコへ渡航予定だとも報じられている。
モンテレイのアントニオ・ノリエガ会長も「彼は確かにリストに載っており、他の可能性も含めて現実的な選択肢だ。他の選手とともに交渉を進めており、選択肢がいくつかある」と、S・ラモスの獲得に向けて交渉中であることを明言したという。
モンテレイは大陸王者を決めるCONCACAFチャンピオンズリーグで過去5度の優勝を誇るメキシコ屈指の名門。今夏にアメリカで開催されるFIFAクラブワールドカップ2025の出場権も手にしており、インテル、リーベル・プレート、浦和レッズと対戦予定だ。現在は元アルゼンチン代表DFマルティン・デミチェリス氏が指揮官を務めている。
By サッカーキング編集部
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