アメリカへの挑戦を決意した守屋都弥 [写真]=金田慎平
WEリーグのINAC神戸レオネッサは2月1日、同クラブに所属するなでしこジャパン(日本女子代表)DF守屋都弥がエンジェル・シティFCに完全移籍することを発表した。
現在28歳の守屋は、JFAアカデミー福島から2015年に当時なでしこリーグ1部のI神戸へと入団。翌年には公式戦デビューを飾り、徐々に出場機会を増やしながら主力選手に成長した。その後はクラブをWEリーグ初代女王や3度の皇后杯優勝に導く活躍を披露。2023年4月にはポルトガル女子代表との親善試合でなでしこジャパン初出場を果たした。以降も代表チームの一員としてFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023やパリオリンピック2024を経験しており、国際Aマッチ通算15試合出場2ゴールを記録している
今季もI神戸をクラシエカップ準優勝に導くなど、不動のレギュラーとしてチームを牽引してきた守屋。折り返しを迎えたWEリーグでもここまで11試合に出場していた同選手が、今回ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のエンジェル・シティFCに完全移籍することが決定した。
移籍が決まった守屋は、I神戸のクラブ公式サイトで以下の通りコメントを発表している。
「INAC神戸レオネッサに関わるすべての皆様へ。この度、Angel City FCに移籍させていただくことになりました。シーズン途中にも関わらずこの決断を尊重してくださったクラブ関係者の皆様には心から感謝しています。高校卒業後からINAC神戸の選手として戦った10年間は、私にとって宝物です」
「入団して1年目はベンチにも入れず、2位ばかりのシーズンで『シルバーコレクター』と呼ばれる時期もありましたが、苦しいことばかりではありませんでした。WEリーグ初年度優勝やチームみんなで勝ち取った皇后杯優勝など、いろんな喜びを味わうこともできました。長くクラブにいたからこそ毎年色んな選手とプレーすることができ、ともに喜び、自分にないサッカー感や価値観に刺激をもらう毎日でした」
「その中で海外に挑戦したいという思いは常にあり、今そのチャンスをいただけたので決断することにしました。初めての移籍が海外ということで不安はたくさんありますが、成長した姿をお届けできるよう精一杯頑張ってきます!サポーターの皆さんには直接ご報告とお礼を伝えることができず心残りではありますが、毎シーズン戦い抜くことができたのも雷音さんをはじめ応援してくださる皆さんのおかげです!」
「最後に、これまでクラブをご支援してくださったスポンサーの皆様には心から感謝申し上げます。本当に長い間INACの一員として戦わせていただきありがとうございました。これからも引き続きINAC神戸の応援と、守屋都弥の応援をしていただけたら嬉しいです!行ってきます!」
By サッカーキング編集部
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