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トルコで珍事発生…名門ガラタサライの試合で対戦相手がプレー拒否、疑惑のPK判定に抗議か

2025.02.10

珍事が発生したガラタサライvsアダナ・デミルスポルの一戦 [写真]=Getty Images

 ガラタサライアダナ・デミルスポルの顔合わせとなったスュペル・リグ(トルコ1部リーグ)の試合にて珍事が発生したようだ。9日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 トルコ屈指の名門にして今シーズンのスュペル・リグでも首位を走るガラタサライが、21試合を消化した時点で勝ち点「5」の獲得に留まる最下位アダナ・デミルスポルをホームに迎えた一戦はまさかの展開となる。12分、元ベルギー代表FWドリース・メルテンスが獲得したPKをスペイン代表FWアルバロ・モラタが沈めてガラタサライが先制すると、しばらくしてからアダナ・デミルスポルの選手全員がピッチを立ち去り、試合は中断となった。

 報道によると、アダナ・デミルスポルのムスタファ・アルパー・アブジュ監督は、負傷治療中の時間を利用し、自チームの選手たちをタッチライン際に集めて短い話し合いを行ったとのこと。ここでピッチを立ち去る決定が伝えられ、数分後にアダナ・デミルスポルの選手・スタッフ全員が実行に移したようだ。20分後、審判団は試合の中断を発表。アダナ・デミルスポルのメティン・コルクマズ副会長は、この行動は審判団の判定に対する抗議として行ったものであり、ガラタサライに対するものではないと強調したという。

 問題となっているのは、ガラタサライがPKを獲得したシーン。ボックス内のこぼれ球に反応したメルテンスは相手DFと入れ替わる際に転倒したが、目立った接触はなく、極めて微妙な判定だと言わざるを得ない。VARの確認によってPKの判定は確定したが、試合後にガラタサライのオカン・ブルク監督は、誤った判定が下された可能性があると語っていたという。

『BBC』によると、スュペル・リグでは審判の偏向を訴えるコメントや告発が近年多発しており、実際に外国人審判をVAR要員として招へいする事態にまで及んでいるという。直近ではフェネルバフチェを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が判定に対する苦言を呈し、トルコサッカー連盟(TFF)から処分を受けていた。

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By サッカーキング編集部

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