今季好調を維持している前田大然 [写真]=Getty Images
元オーストラリア代表FWハリー・キューウェル氏が、日本代表FW前田大然がまだビッグクラブでプレーしていないことに驚いていることを明かした。3月1日、イギリス紙『デイリー・レコード』が伝えている。
現在27歳の前田は、山梨学院出身で2016年に松本山雅FCへと加入。2019-20シーズンにはポルトガルのマリティモへの期限付き移籍も経験した。2020年夏に横浜F・マリノスに移籍した後、2022年1月からセルティックでプレーしている。
今季はここまでスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で26試合出場12ゴール7アシストをマークするなど、公式戦40試合出場で26ゴール9アシストを記録する好パフォーマンスを披露している。
この活躍からチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフで対戦したバイエルンの選手内で前田が話題になっていたことを先日、同僚のアメリカ代表DFキャメロン・カーター・ヴィッカースが明かすなど、今夏の移籍市場ではビッグクラブへの移籍の可能性も注目されている。
そんななか、かつてアンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)がセルティックを率いた時代に同クラブでコーチを務めたほか、2024年1月から同7月まで横浜F・マリノスで指揮官に就任していたキューウェル氏が、前田を高く評価しており、ビッグクラブからのターゲットになると予想していることをイギリス紙『デイリーメール』で語った。
「まだ誰もダイゼンに関心を示していないことに驚いている。それが真実だ。今日のサッカーのプレイスタイル、特にファンや監督が求めるハイプレスとハイエネルギーのことを考えると、彼は完璧な候補だ。ダイゼンが到達できるレベルに関して限界はない」
「セルティックにとって残念なことは彼が得点し続ければ、彼を引き止めることは難しくなるということだ。なぜなら、他のクラブが彼を獲得しようとするからだ。そして、それは素晴らしいことなんだ。セルティックが素晴らしい選手をいかに素晴らしい仕事で獲得したかを示しているからね」
また、キューウェル氏は「セルティックにいる選手たちと一緒に仕事をするのは本当に楽しかった」とコーチを務めた時期を振り返りながら、横浜FMの監督に就任する際には前田と言葉を交わしていたことも明かした。
「日本では素晴らしい時間を過ごした。ダイゼンはそこに行く時に実際にいくつか素晴らしいアドバイスをくれた。日本の選手たちは素晴らしく、常に学びたがっている。Jリーグは楽しかったけど、今は次のチャンスを楽しみにしているよ」
By サッカーキング編集部
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