厳しい目を向けられ続けてるFIFAのインファンティーノ会長 [写真]=Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、ワールドカップ売却計画についてFIFA理事会に謝罪。しかし、理事会からは予想通り厳しい反応が返ってきた模様だ。現地時間15日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
今夏に行われたFIFAワールドカップ2026では、スペイン代表が2010年南アフリカ大会以来16年ぶり2回目の優勝を果たした。だが、FIFA絡みの様々な問題が噴出したことで、純粋なサッカーの話題以外の話でもちきりに。インファンティーノ会長がワールドカップの権利を管理するために新会社『FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)』の設立を検討していると伝えられた、所謂“ワールドカップ売却計画”は多くの批判を生んだ。また、開催国だったアメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領が同国代表FWフォラリン・バログンの退場処分軽減に直接関与した可能性が指摘された“バログン事件”など、FIFAおよびインファンティーノ会長の公平性や倫理観に疑問をもたれるような事象が相次いだ。
『BBC』によると、FIFA理事会は同15日、インファンティーノ会長による秘密裏のワールドカップ売却計画が明らかになって以来初めて会合を開いた。FIFA理事会からワールドカップ売却計画や“バログン事件”、トランプ大統領を選出したことで物議を醸したFIFA平和賞、各国サッカー協会への資金援助などについても質問を受けたインファンティーノ会長は、会合の数時間後にビデオ声明を発表。「ワールドカップ売却計画に関連するコミュニケーションと協議プロセスにおいて、多くの結果を招いた過ちを犯したことをお詫びします」と謝罪した。
ただ、FIFA理事会はインファンティーノ会長の謝罪や、会合での説明に納得がいっていない模様だ。イングランドサッカー協会(FA)会長でありFIFA副会長でもあるデビー・ヒューイット氏は「これまでの中で最も活発で、最も率直で、最も開かれた理事会だった」と会合の内容を評価した一方で「残念なことの1つは、例えばワールドカップ売却計画の関連書類など、我々が具体的に要求したものに対して何も回答が得られなかったことだ」とコメント。「彼(インファンティーノ会長)は様々な質問に答えるべきだと考えている。もし答えないのであれば、彼はFIFA会長に相応しくない。それが会議で共有された内容だ」と厳しく断じた。
ヒューイット氏はインファンティーノ会長に「ある程度の反省」が見られたことも付け加えているが、欧州サッカー連盟(UEFA)は依然として批判の手を緩めていない。UEFAはインファンティーノ会長に対する刑事訴訟手続きを準備しており、疑惑に関連する全ての文書の開示を求めてアメリカ合衆国の3つの裁判所に訴訟を起こしている。
By サッカーキング編集部
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