アメリカ対コロンビアの試合前に追悼セレモニーが行われた [写真]=Getty Images
コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016は3日、アメリカ代表対コロンビア代表というカードで幕を開けたが、実はこの試合に際し、あるセレモニーが開催されていた。コロンビア紙『エル・ティエンポ』電子版が伝えている。
アメリカ対コロンビアという対戦で思いつく方もいるだろうが、両者は今から22年前の1994年、アメリカ・ワールドカップでも顔を合わせ、コロンビアのDFアンドレス・エスコバルがオウンゴールを献上してしまった。
この失点が痛手となり、コロンビアは2-1で敗れてグループステージ敗退の失態を演じると、母国に戻ったエスコバルはファンの凶弾に倒れ、27歳の生涯を閉じることとなってしまった。
22年後、奇しくも同じカードで幕を開けたコパ・アメリカ。会場となったリーバイス・スタジアムにはエスコバルの親戚一同が招待され、コロンビア代表選手のサインが記された背番号「2」のユニフォームが贈呈された。
セレモニーに出席したエスコバルの兄弟の一人、サンティアゴ氏は「これだけの年月が経ったのに、多くの人がアンドレスのことを覚えていてくれた。なんと素晴らしいことだ」と語り、感謝の意を示した。
By サッカーキング編集部
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