アルゼンチン戦に出場したチリ代表MFビダル(中央右)[写真]=Anadolu Agency/Getty Images
2011年2月から2012年11月までチリ代表を率いていたアルゼンチン人のクラウディオ・ボルギ氏が、かつての教え子であるチリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(バイエルン)を痛烈に批判した。
ピッチ中央に陣取ってチーム全体の動きを巧みにコントロールするスタイルから“レイ・アルトゥーロ(アーサー王)”の異名を取るビダル。だが、6日に行われたコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016のグループステージ第1節アルゼンチン代表戦では、中盤で何度もボールをロストし、主審の判定に対して不満気な表情を見せるなど、本調子とは程遠いパフォーマンスを見せた。
この試合を受け、ボルギ氏は「ビダルは自分が全知全能の神であるかのように振る舞っていた。プレーではなく、判定への抗議でばかり目立っていた」と批判。
「本来の彼は偉大なプレーヤーだ。世界最高クラスのプレーを見せてくれることもある」とその能力を認めつつも、「しかしアルゼンチン戦で、ピッチ中央にいたのはMFマルセロ・ディアス一人だった。彼はどこにいた? 右に行ったり、左に行ったり。自由に動き回っているのか、それとも反抗的な動きを見せているのか、私には分からないがね」と話した。
チリ代表は次節、10日にボリビア代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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