ゴールを喜ぶビダル。2ゴールを挙げてチリを勝利に導いた [写真]=Getty Images
コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016グループステージ第2戦が10日に行われ、チリ代表とボリビア代表が対戦した。
前回大会を制し、王者として臨んでいるチリは初戦でアルゼンチンに1-2で敗れた。一方のボリビアもパナマに1-2で敗れており、互いにグループステージ突破のために負けられない一戦となる。
試合は0-0のまま時間が経過した前半アディショナルタイム1分に動く。高い位置でボールを奪ったチリは、アルトゥーロ・ビダルがエリア内左のマウリシオ・ピニージャにスルーパス。ここからマイナスの折り返しが中央に入ると、走り込んだビダルが右足ダイレクトでゴール右下に流し込んだ。
後半に入り61分、ボリビアはエリア手前右やや距離のある位置でFKを獲得。これをジャスマニ・カンポスが左足で思い切って狙うと、弧を描いたボールがクロスバーをかすめてゴール左上に決まった。
互いに勝ち越しを目指しながらも得点が生まれないまま試合が進むと、後半アディショナルタイムにボリビアのロナルド・エギノが接触プレーで顔を負傷。ピッチ内で治療が行われたため、さらに8分が追加されることとなった。
すると後半アディショナルタイム10分、敵陣に押し込んだチリは、エリア内右からアレクシス・サンチェスがクロスを上げる。このボールが相手DFの手に当たり、PKが与えられた。これをキッカーのビダルがゴール右隅に沈め、土壇場で勝ち越しに成功。試合はこのまま終了し、チリが大会初勝利を飾った。
14日に行われるグループステージ最終戦で、チリはパナマと、ボリビアはアルゼンチンと対戦する。
【スコア】
チリ代表 2-1 ボリビア代表
【得点者】
1-0 45+1分 アルトゥーロ・ビダル(チリ)
1-1 61分 ジャスマニ・カンポス(ボリビア)
2-1 90+10分 アルトゥーロ・ビダル(PK)(チリ)
By サッカーキング編集部
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