メッシ(右から2番目)のハットトリックなどでアルゼンチンが快勝した [写真]=LatinContent/Getty Images
コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016グループステージ第2戦が10日に行われ、アルゼンチン代表とパナマ代表が対戦した。
両者はともに初戦を白星で飾っており、アルゼンチンはこの試合に勝てば決勝トーナメント進出が決定。パナマは勝った上で、最終節のチリ代表戦を引き分け以上で終えればグループステージ突破が決まる状況だ。
アルゼンチンは開幕前にケガを負っていたエースのFWリオネル・メッシが引き続きベンチスタート。初戦で1ゴール1アシストを記録したMFアンヘル・ディ・マリアらが先発起用された。対するパナマは前の試合で2ゴールを挙げたFWブラス・ペレスらがスタメンに名を連ねている。
先制したのはアルゼンチン。7分、左サイドでFKを獲得すると、ディ・マリアが上げたクロスをファーサイドのニコラス・オタメンディがヘディングで押し込んでネットを揺らした。
パナマは早い時間に失点を喫したものの、その後はアルゼンチンにチャンスを作らせないまま反撃をうかがう展開となる。しかし、20分にバレンティン・ピメンテルが負傷交代を強いられると、31分にはアニバル・ゴドイが2枚目のイエローカードを受けて退場。数的不利となってしまった。
一方のアルゼンチンも43分、足を痛めたディ・マリアがエリク・ラメラとの交代を余儀なくされた。試合はこのまま1-0で前半を折り返す。
後半に入っても追加点が奪えないアルゼンチンは61分、アウグスト・フェルナンデスに代えてメッシをピッチへ送り出す。すると68分、自陣でパスを回すパナマに対して高い位置からプレッシャーをかけると、イグアインにあたってルーズになったボールがゴール前のメッシのもとへ。これを拾ったメッシが左足でゴール左隅にシュートを沈め、アルゼンチンのリードが2点に広がった。
さらに79分、エリア手前右の位置でFKを獲得すると、メッシが左足で放ったシュートがゴール右上に吸い込まれ、決定的な3点目が生まれた。止まらないメッシは87分、エリア内中央でボールを受けると、落ち着いて相手DFをかわし、左足でシュート。これがゴール左に決まり、ハットトリックを達成した。
90にはエリア内左からマルコス・ロホが折り返したボールを途中出場のセルヒオ・アグエロが頭で押し込み、ダメ押しとなる5点目をマーク。試合はこのまま5-0で終了のホイッスルを迎え、2連勝を飾ったアルゼンチンが決勝トーナメント進出を決めた。
14日に行われるグループステージ最終戦で、アルゼンチンはボリビアと、パナマはチリと対戦する。
【スコア】
アルゼンチン代表 5-0 パナマ代表
【得点者】
1-0 7分 ニコラス・オタメンディ(アルゼンチン)
2-0 68分 リオネル・メッシ(アルゼンチン)
3-0 78分 リオネル・メッシ(アルゼンチン)
4-0 87分 リオネル・メッシ(アルゼンチン)
5-0 90分 セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン)
By サッカーキング編集部
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