ベネズエラ戦でベンチを殴打するなどの行為を見せたスアレス [写真]=LatinContent/Getty Images
ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(バルセロナ)が11日に宿泊先のホテルで記者会見を実施。9日に行われたコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016グループステージ第2戦のベネズエラ代表戦における言動について弁明した。スペイン紙『マルカ』など複数メディアがコメントを伝えている。
同試合、スアレスは負傷にために出場登録から外れていたものの、ベンチ入りをしてウオーミングアップなどを実施した。そしてチームが3人の交代枠を使い切り、自身の出場の可能性が消えた瞬間、ベンチの壁を殴ってオスカル・タバレス監督に罵声を浴びせた。
記者会見を開いたスアレスは、まず自身のケガについて「完治したわけではないし、90パーセント(の状態)にも到達していない。医学的な見地から判断すれば、僕はまだプレーできる状態にない」と明かした。
そのうえで、ベンチから戦況を見守った理由について「規則で許可されていて、自分がベンチに座りたかったから座った」と話し、ウオーミングアップを実施した理由は「我を忘れて叫んでいたら、第四審判から『叫ばないように』と忠告された。だからゴールの後方で走ることにした」と語った。
そして、ビブスを投げ捨ててベンチの壁を叩き、タバレス監督に罵声を浴びせた場面については、次のように釈明している。
「あの言動は、チームが負けているのに仲間たちを助けることができないフラストレーションから突発的に起こしてしまったものだ。自分がプレーできないのは分かっていたけど、一方で自分がプレーしてチームを助けたいという気持ちがあったんだ」
ウルグアイ代表は開幕2連敗でグループステージ敗退が決定。第3戦は13日、ジャマイカ代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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