2得点のA・サンチェス(7番)と4ゴールを決めたE・バルガス(奥) [写真]=Getty Images
コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016の準々決勝が18日に行われ、メキシコ代表とチリ代表が対戦した。
メキシコはウルグアイやベネズエラと同居したグループステージを首位で通過。現在は22試合の無敗記録を誇っており、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)の国として初めてのコパ・アメリカ制覇を目指す。一方、前回王者のチリは初戦のアルゼンチン戦で敗れ、第2戦のボリビア戦でも苦戦を強いられたが、最後はパナマに快勝して決勝トーナメント進出を果たした。
試合は開始からチリが押し気味で進める。16分、マルセロ・ディアスがエリア外からミドルシュートを放つと、GKギジェルモ・オチョアが弾いたところをエドソン・プッチがゴール左に押し込み、チリが先制に成功する。

プッチの先制点を喜ぶチリの選手たち [写真]=LatinContent/Getty Images
さらに前半終了間際の44分、左サイドでジャン・ボセジュールがボールを持つと、エリア左横のアレクシス・サンチェスへパス。A・サンチェスが相手を引きつけ、タイミングをズラしたところでマイナスのパスを送る。これをエドゥアルド・バルガスが押し込み、貴重な2点目を手にした。このままチリが2-0でリードしてハーフタイムを迎える。

E・バルガスは合計4ゴールを奪った [写真]=Getty Images
すると後半はチリの攻撃陣が爆発する。49分、チリが前線から激しいプレスを仕掛け、メキシコが最終ラインで危険なパス回しとなる。アルトゥーロ・ビダルがエリア手前左でボールを奪うと、A・サンチェスとのワンツーでエリア内左へ進入。ビダルが深い切り返しから、マイナスのパスを送ると、A・サンチェスが右足でゴール中央へ決め、3点差をつけた。

巧みなドリブルでメキシコ守備陣を翻弄したA・サンチェス [写真]=Getty Images
さらに52分、中盤のチャルレス・アランギスが前線に入れたボールをメキシコDFがクリアしそこねると、これが最終ラインの裏に抜けてE・バルガスがフリーとなる。E・バルガスがドリブルでエリア内まで持ち込み、GKとの一対一を制して4点目を奪った。
メキシコは完全に集中力を欠いてしまい、チリが一方的に攻め込む。58分には左サイドのボセジュールが入れたシュート性のボールをGKオチョアが弾き、こぼれ球をE・バルガスが押し込んでハットトリックを達成。72分にはE・バルガスがこの試合4点目を決め、6点差を付けてしまった。

大量失点に頭を抱えるカルロス・ペーニャ [写真]=LatinContent/Getty Images
その後、チリは87分にプッチがこの試合2点目を決め、7-0でチリがメキシコを下した。
勝ち上がったチリは22日に行われる準決勝でコロンビアと対戦する。
【スコア】
メキシコ代表 0-7 チリ代表
【得点者】
0-1 16分 エドソン・プッチ(チリ代表)
0-2 44分 エドゥアルド・バルガス(チリ代表)
0-3 49分 アレクシス・サンチェス(チリ代表)
0-4 52分 エドゥアルド・バルガス(チリ代表)
0-5 58分 エドゥアルド・バルガス(チリ代表)
0-6 74分 エドゥアルド・バルガス(チリ代表)
0-7 87分 エドソン・プッチ(チリ代表)
By サッカーキング編集部
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