コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016は、「センテナリオ」(100周年)という名称のとおり、1916年にスタートしたコパ・アメリカの100周年記念大会。本来は南米大陸の王者を決めるトーナメントだが、今回は記念大会ということで北中米カリブ海地区からも6チームが参加し、通常の大会よりもスケールアップして行われている。
アメリカ大陸全般の国が参加し、競争力を高めるのが大会の目的の一つだが、ここまでの戦いを見る限り、北中米カリブ海地域と南米大陸の実力差は如実に表れているようだ。メキシコ『レコルド』紙の電子版が報じている。
22日の準決勝アメリカ代表対アルゼンチン代表の試合までで、南米の国と北中米カリブ海地区の国との対戦において南米のチームが奪ったゴール数は、実に44。
グループステージではブラジル対ハイチ(7-1)、エクアドル対ハイチ(4-0)、ウルグアイ対ジャマイカ(3-0)、アルゼンチン対パナマ(5-0)といった大量得点差の試合が目立ち、決勝トーナメントに入っても、準々決勝チリ対メキシコの7-0、そして準決勝アルゼンチン対アメリカの4-0と、南米勢が圧倒している。
北中米カリブ海地区のチームが南米のチームから奪った得点の総数は15ゴールと、半数以下。
一方で勝敗を見ると、南米が10勝、北中米カリブが5勝、2つの引き分けと、こちらも南米が勝率で圧倒。25日の3位決定戦でアメリカがチリ、コロンビアのいずれかと対戦し、それぞれの数字は少しずつ変動するはずだが、それでも両地域間の実力差はまだまだ大きいようだ。
By サッカーキング編集部
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