チリ代表とのコパ・アメリカ決勝でアルゼンチン代表を指揮するマルティーノ監督 [写真]=LatinContent/Getty Images
PK戦までもつれ込む熱戦の末、チリ代表の優勝で幕を閉じたコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016。アルゼンチン代表にとっては2015年大会に引き続きチリにPK戦で敗れるという屈辱を味わったが、チームを率いたヘラルド・マルティーノ監督自身も不名誉な記録を樹立してしまった。メキシコ紙『レコルド』電子版が報じている。
マルティーノ監督はパラグアイ代表を率いて参加した2011年大会で、グループステージ3試合をすべて引き分け、決勝トーナメント進出後も準々決勝ブラジル戦、準決勝ベネズエラ戦をスコアレスドローからのPK戦で勝ち上がるという珍しい記録を樹立しながら決勝に進出。しかし、ファイナルではウルグアイ代表に0-3の完敗を喫し、準優勝に終わってしまった。
一方、2015年大会と今大会ではアルゼンチン代表監督として参戦し、いずれも決勝に進出しながらPK戦でチリに敗北。同監督は3大会連続で準優勝チームの指揮官となってしまった。
クラブの指揮官としては、クラブ・リベルタで3度、セロ・ポルテーニョで1度パラグアイリーグを制し、ニューウェルス・オールド・ボーイズの監督としてアルゼンチンリーグを制覇。バルセロナ時代はコパ・デル・レイのタイトルを獲得するなど、クラブレベルでは数々のタイトル歴を誇るマルティーノ監督だが、代表監督としては“シルバーコレクター”の地位が確立されてしまったようだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト