[写真]=Getty Images
コパ・アメリカ2019の準々決勝が28日に行われ、ブラジル代表とパラグアイ代表が対戦。PK戦の末にブラジルがパラグアイを下して、準決勝進出を決めた。
ブラジルは、グループAを2勝1分の無敗で首位通過。一方のパラグアイは、グループBを2分1敗で終えて3位になりながら、各グループ3位チームの中で成績上位2位以内に滑り込み、決勝トーナメントに駒を進めてきた。
ブラジルは、試合開始からペースをつかむ。3分にはロベルト・フィルミーノが振りの早いシュートでゴールに迫り、4分にはエヴェルトンがミドルシュートを放った。だが、それ以後ブラジルはボールを保持するものの、なかなか決定的なチャンスをつかめなくなる。
28分には、パラグアイにビッグチャンスが到来する。エルナン・ペレスが左から入れたクロスにデルリス・ゴンサレスが反応。胸トラップから右足シュートを放つも、ブラジルGKアリソンのファインセーブに阻まれた。前半はこのまま、0-0で終了した。
後半もブラジルペースで試合は推移していく。そして53分、フィルミーノがファビアン・バルブエナに倒されたとして、ブラジルにPKが与えられる。だが、その後にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が発動。ファウルはペナルティエリアの外で起こったとして、判定がPKからFKに変更され、F・バルブエナは決定機阻止で一発退場を命じられた。このFKをダニエウ・アウヴェスが蹴るも、ボールはギリギリゴールの外に外れた。
その後もブラジルは10人のパラグアイを攻め立てるもゴールを奪えず、後半もスコアレスで終了。大会規定により、準々決勝のみ延長戦を行わないため、勝負の行方はPK戦にもつれ込んだ。
PK戦では、パラグアイの1人目グスタボ・ゴメスが、アリソンにシュートをストップされる。一方のブラジルは、4人目のフィルミーノがシュートをゴール左に外してしまう。だが、パラグアイの5人目デルリス・ゴンサレスのシュートもゴール左に外れる。最後はブラジルの5人目のキッカーであるガブリエル・ジェズスがキックを成功させ、何とか準決勝進出を決めた。
【スコア】
ブラジル代表 0-0(PK 4-3) パラグアイ代表
【得点者】
なし
【スターティングメンバー】
ブラジル代表(4-2-3-1)
アリソン;D・アウヴェス(82分 L・パケタ)、マルキーニョス、T・シウバ、F・ルイス(46分 A・サンドロ);アルトゥール、アラン、G・ジェズス、コウチーニョ、エヴェルトン、フィルミーノ
By サッカーキング編集部
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