コロンビアに勝利した前回王者チリ [写真]=Getty Images
コパ・アメリカ2019の準々決勝が28日に行われ、コロンビア代表とチリ代表が対戦。チリがPK戦の末に勝利を収めて準決勝進出を決めた。
グループBを3連勝で首位通過したコロンビアは、ハメス・ロドリゲスやラダメル・ファルカオ、フアン・クアドラードらを先発起用。一方、チリはグループCを2位で通過した。今大会躍動するアレクシス・サンチェス、アルトゥーロ・ビダルらがチリのスタメンに名を連ねる。なお、コロンビアとチリは今回の一戦を除いて、コパ・アメリカ決勝トーナメントで過去3回対戦し、全てチリが勝利を収めている。
試合は序盤から互いにハイプレスで激しい試合展開になる。8分、コロンビアがペナルティアーク付近からFKを獲得。しかし、ハメス・ロドリゲスの直接狙ったシュートは壁に弾かれる。
15分、チェルレス・アランギスの左クロスがコロンビアDFに弾かれると、エドゥアルド・バルガスがこぼれ球を押し込む。チリが先制したかに見えたが、VAR判定の結果、左クロス直前のパスがオフサイドとみなされ、チリのゴールは取り消しに。
31分、フアン・クアドラードとエリック・プルガルの接触により、両チームが一触即発の展開となった。その後スコアは動かず、前半を両者スコアレスで折り返す。
後半に入っても互いにハイプレスでボールを奪い合い、激しい試合展開は続く。すると70分に試合が動いた。
ペナルティエリア左でA・サンチェスがシュートを放つと、味方のギジェルモ・マリパンに当たる。A・ビダルがこぼれ球をゴール右に決めて、チリが先制。しかしVARによって、マリパンのハンドが確認され、チリはまたもゴールが取り消された。
90分で決着がつかずPK戦に突入。PK戦では両チームとも4人目まで成功。しかし、コロンビアの5人目ウィリアム・テシージョが失敗する。チリは5人目のA・サンチェスが最後に決める。
チリが勝利を収めてベスト4進出を決め、コロンビアはベスト8で敗退が決定。チリは準決勝で、ウルグアイとペルーの勝者と対戦する。
【スコア】
コロンビア代表 0-0(PK 4-5) チリ代表
【スターティングメンバー】
コロンビア代表(4-3-3)
オスピナ;テシージョ、D・サンチェス、Y・ミナ、メディーナ;ウリベ(67分 カルドナ)、バリオス、クアドラード;R・マルティネス(81分 ディアス)、ファルカオ(77分 サパタ)、J・ロドリゲス
チリ代表(4-3-3)
G・アリアス;ボーセジュール、マリパン、メデル、イスラ;アランギス、プルガル、A・ビダル;A・サンチェス、バルガス、フエンサリーダ(75分 パベス)
By サッカーキング編集部
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