パラグアイを下したペルー代表 [写真]=Getty Images
コパ・アメリカ2021準々決勝が28日に開催され、ペルー代表とパラグアイ代表が対戦した。
コパ・アメリカ準々決勝の舞台で最初に開催されたのは、グループBを2位で突破したペルーとグループAを3位で突破したパラグアイの一戦。試合は10分、パラグアイがCKを獲得すると、ダビド・マルティネスのヘディングシュートが弾かれたところを主将のグスタボ・ゴメスが押し込んで幸先良く先制を果たす。
しかしペルーは21分、右サイドをアンドレ・カリージョが突破してクロスをあげると、このボールを中央でジャンルカ・ラパドゥーラが合わせて同点ゴールを奪う。さらに続く40分にも、スルーパスに抜け出したラパドゥーラが左足で流し込み、ペルーが一気に逆転に成功する。すると試合をひっくり返されたパラグアイは、前半終了間際にキャプテンのG・ゴメスが抗議などで立て続けにカードをもらって退場。不利な状況で後半へと折り返す。
それでも後半に入って主導権を握ったのは、1人少ないパラグアイ。54分、CKの混戦からボールがこぼれると、最後はフニオール・アロンソが冷静に押し込んでまたも試合を振り出しに戻す。その後は均衡した展開が続くと、2-2の状況からスコアが動いたのは80分。ペルーはジョシマール・ジョトゥンがミドルシュートを放つと、DFのブロックでコースが変わり、GKの逆をついてゴールに吸い込まれた。
だが試合はまだ終わらない。このまま逃げ切るかに思われたペルーは、終盤にアンドレ・カリージョが2枚目のカードで退場となると、パラグアイは90分、途中出場のガブリエル・アバロスが左からのクロスのこぼれ球をゴール。土壇場でまたしても追いつき、試合はPK戦へと突入する。
PK戦では、6人目までが蹴って3人が失敗したパラグアイに対し、2人のみの失敗で抑えたペルーが勝利。激戦を制して準決勝へ進んだペルーは、5日にブラジル対チリの勝者と対戦する。
【スコア】
ペルー代表 3-3(PK:4-3) パラグアイ代表
【得点者】
0-1 10分 グスタボ・ゴメス(パラグアイ代表)
1-1 21分 ジャンルカ・ラパドゥーラ(ペルー代表)
2-1 40分 ジャンルカ・ラパドゥーラ(ペルー代表)
2-2 54分 フニオール・アロンソ(パラグアイ代表)
3-2 80分 ジョシマール・ジョトゥン(ペルー代表)
3-3 90分 ガブリエル・アバロス(パラグアイ代表)
By サッカーキング編集部
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