先制点を決めたL・マルティネス [写真]=Getty Images
コパ・アメリカ2024準々決勝が4日に行われ、アルゼンチン代表とエクアドル代表が対戦した。
グループステージの全日程が終了し、これが準々決勝の初戦となった。なお、今大会は決勝トーナメントでは決勝戦を除いて延長戦は行われず、90分を終えて同点だった場合は即PK戦で勝者を決めるレギュレーションとなっている。
グループAを3連勝で首位通過したアルゼンチンと、グループBを1勝1分け1敗の2位で突破したエクアドルの一戦。アルゼンチンはリオネル・メッシがスタメンに復帰したほか、ここまで得点ランキングで4得点を挙げているラウタロ・マルティネスも先発に名を連ねた。一方のエクアドルはモイセス・カイセドや17歳ながら10番を背負うケンドリー・パエスが先発出場を果たした。
試合はエクアドルのペースで進んだが、35分に右サイドからのコーナーキック(CK)をメッシが蹴ると、ニアサイドに飛び込んだアレクシス・マック・アリスターが頭で逸らし、ファーサイドでフリーになっていたリサンドロ・マルティネスが頭で押し込んで、アルゼンチンが先制に成功した。
前半をこのまま折り返して迎えた60分には左サイドのCKからニアでアラン・フランコが頭で逸らすと、これが相手選手のハンドを誘い、エクアドルがPKを獲得。しかし、キッカーを務めたエネル・バレンシアのシュートは左ポストを直撃して外れてしまい、同点とはならなかった。
このまま試合終了かと思われたが、90+1分にジョン・イェボアが右サイドからクロスを上げると、ケビン・ロドリゲスが頭で合わせてエクアドルが土壇場で追いつくことに成功した。
その後、エクアドルが猛攻を仕掛けたが、1-1のまま90分が終了して、PK戦に突入した。1人目のキッカーを務めたメッシがパネンカを試みたものの、ボールはクロスバーを直撃して外れた。それでも、GKエミリアーノ・マルティネスが2つのセーブを見せたこともあり、アルゼンチンが4-2でPK戦を制して準決勝進出を決めた。
勝利した前回大会王者のアルゼンチンは9日(日本時間10日9時キックオフ予定)に行われる準決勝でベネズエラ代表とカナダ代表の勝者と対戦する。
【スコア】
アルゼンチン代表 1-1(PK戦:4-2) エクアドル代表
【得点者】
1-0 35分 リサンドロ・マルティネス(アルゼンチン代表)
1-1 90+1分 ケビン・ロドリゲス(エクアドル代表)
By サッカーキング編集部
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