PK戦の末カナダ代表がコパ・アメリカ準決勝に進出した[写真]=Getty Images
コパ・アメリカ2024準々決勝が5日に行われ、ベネズエラ代表とカナダ代表が対戦した。
グループBを3連勝で首位通過したベネズエラ代表と、グループAを1勝1分け1敗の2位で突破したカナダ代表の一戦。ベネズエラ代表はかつてマラガやウエスト・ブロムウィッチなどでプレーし現在はパチューカでプレーするFWサロモン・ロンドン、カナダ代表はバイエルンに所属するアルフォンソ・デイヴィスらをスタメンに並べた。
試合は13分、カナダ代表が先制に成功する。ペナルティエリア内の右サイドに侵入したジョナサン・デイヴィッドがゴール前にパスを送ると、ジェイコブ・シャッフェルバーグが右足で押し込んだ。
すると、先制を許したベネズエラ代表が同点を目指し攻撃に対するギアを上げたが、カナダ代表も引かず、球際も含め激しい攻防が見られたが、試合は0-1のままハーフタイムに突入した。
後半も両チームがゴールを目指し一進一退の展開を見せるなか、64分にベネズエラが同点に追いつく。自陣ゴール前から前線に向けて大きく蹴り出されたクリアに反応したサロモン・ロンドンが、ハーフウェーラインを超えた地点から浮き球のロングシュートを放つ。するとボールは前にポジションをとっていたカナダ代表GKマキシム・クレポーの頭上を超えゴールに吸い込まれた。
その後、両チームが決勝ゴールを目指して攻撃を仕掛けるも、1-1のまま後半終了を迎えた。
今大会は決勝トーナメントでは決勝戦を除いて延長戦は行われないレギュレーションのため、試合はPK戦に突入。1人目のキッカーは、先攻のベネズエラ代表、後攻のカナダ代表がともに成功するも、2人目のキッカーは両国ともに失敗。そして3人目は両国ともに成功した後、4人目は再び両国ともに失敗。
そして、双方5人目のキッカーがゴールを決めた後の6人目で決着がつく。ベネズエラ代表のPKがストップされた一方、カナダ代表が成功して3-4でPK戦を制し、準決勝進出を決めた。
勝利したカナダ代表は9日(日本時間10日9時キックオフ予定)に行われる準決勝でアルゼンチン代表と対戦する。
【スコア】
ベネズエラ代表 1-1(PK戦:3-4) カナダ代表
【得点者】
0-1 13分 ジェイコブ・シャッフェルバーグ(カナダ代表)
1-1 63分 サロモン・ロンドン(ベネズエラ代表)
By サッカーキング編集部
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