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ウルグアイがブラジルを撃破! PK戦を制してコパ・アメリカ4強進出

2024.07.07

ウルグアイ代表vsブラジル代表

 コパ・アメリカ2024準々決勝が6日に行われ、ウルグアイ代表ブラジル代表が対戦した。

 グループステージは両チーム対照的な勝ち上がりだった。ウルグアイ代表は3戦3勝でグループCを首位通過した一方、ブラジル代表は1勝2分けでグループDを2位で通過。パラグアイ代表には4対1で快勝したが、コスタリカ代表とコロンビア代表には勝ち切れず苦しいグループステージとなった。

 ウルグアイ代表は順当に主力メンバーがスタメン入り。グループステージで2得点ずつを決めたマクシミリアーノ・アラウホやダルウィン・ヌニェス、2アシストで攻撃を牽引したMFニコラス・デ・ラ・クルスらが先発に名を連ねた。対するブラジル代表も大幅なメンバー変更はなかったが、左サイドバックにはギリェルミ・アラーナが入り、出場停止のヴィニシウス・ジュニオールに代わって、17歳のエンドリッキが前線に抜擢された。

 立ち上がりから互いの意地がぶつかり合い、激しい球際の攻防が繰り広げられた。ウルグアイ代表はデ・ラ・クルスの高精度のセットプレーからゴールに迫るが、ブラジル代表はなかなか脅威のある攻撃を仕掛けることができない。

 そんな中、31分にウルグアイ代表にアクシデントが起こる。ギリェルミ・アラーナに対応したロナルド・アラウホが、右のもも裏を抑えてピッチに倒れ込んでしまう。アラウホはプレー続行不能となり、ホセ・マリア・ヒメネスとの途中交代を余儀なくされてしまった。

 この交代後に両チームがチャンスを作る。まずは35分、ウルグアイ代表のナイタン・ナンデスがクロスを上げると、ペナルティエリア内でヌニェスがフリーでヘディング。しかし、絶好機を決めきれずシュートは枠を外れた。その直後、今度はブラジル代表のハフィーニャがカウンターから単独で持ち運んでGKと1対1に。しかし、ハフィーニャのシュートはウルグアイ代表GKセルヒオ・ロシェの好セーブに阻まれ、互いに決定機をものにすることができなかった。

 後半も先にチャンスを作ったのはウルグアイ代表。48分にフェデリコ・バルベルデが強烈なミドルシュート、53分にはデ・ラ・クルスのスルーパスからヌニェスがシュートし、ゴールを脅かす。一方、ブラジル代表はサイドで局所的に違いを見せる場面こそあったが、ウルグアイ代表の強度の高い守備に阻まれ、シュートまで持ち込むことはできなかった。

 ウルグアイ代表のペースで試合が進んだが、72分に試合が大きく動く。ブラジル代表のロドリゴがピッチ中央をドリブルで突破すると、ウルグアイ代表ナイタン・ナンデスが足裏のタックルを仕掛ける。主審はイエローカードを提示したが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、オンフィールドレビューの結果、ナンデスにレッドカードが提示された。

 数的有利となったブラジル代表は、ようやくボールを支配して相手陣内で攻撃を仕掛けられるようになったが、決定機を作るまでには至らなかった。このまま両チームともに最後まで得点を奪うことはできず、コパ・アメリカ2024のレギュレーションにより、延長戦なしで即PK戦へと突入した。

 後攻のブラジル代表は1本目のエデル・ミリトンのシュートがGKセルヒオ・ロシェにセーブされると、3本目のブリアン・ロドリゲスのシュートがポストに嫌われた。一方、先攻のウルグアイ代表ブラジル代表GKアリソンに1本セーブされたものの、4人がゴールネットを揺らし、4-2でPK戦を制した。

 勝利したウルグアイ代表は、10日(日本時間11日9時キックオフ予定)に行われる準決勝でコロンビア代表と対戦する。

【スコア】
ウルグアイ代表 0-0(PK:4-2) ブラジル代表

【得点者】
なし

By サッカーキング編集部

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