連覇を達成したアルゼンチン代表 [写真]=Getty Images
コパ・アメリカ2024決勝が14日に行われ、アルゼンチン代表とコロンビア代表と対戦した。
グループAを3連勝で突破した大会連覇を狙うアルゼンチンは、準々決勝でエクアドル代表、準決勝でカナダ代表を破って決勝に進出している。一方のコロンビアはブラジル代表と同組ながら、グループDを首位通過し、準々決勝でパナマ代表、準決勝でウルグアイ代表を下して、優勝を飾った2001年以来の決勝進出を果たしている。
日本時間15日9時キックオフ予定だった試合だが、大手メディア『ESPN』などの報道によると、チケットを持っていないファンたちがスタジアムに入場しようとしたため、観客の入場が大きく遅れる問題が発生し、キックオフ時間が最終的には1時間20分ほど延期される事態となった。
大幅に開始時間が遅れて始まった試合は拮抗した展開で続くと、36分にはリオネル・メッシが右足首を痛めた様子も見られたが、そのままプレーを続けて0-0のまま前半を折り返した。
なお、アメリカで行われているこの試合では世界的シンガーソングライターであるコロンビア人歌手のシャキーラさんによるハーフタイムショーが開催。特設ステージの準備や撤収などもあり、通常のハーフタイム時間を大きく超えて25分ほどの時間が経ってから後半再開となった。
後半に入り63分頃にはメッシが負傷してしまい、66分に途中交代を余儀なくされ、ベンチに下がった後には涙を流している様子も映し出されていた。スコアは動かないまま、90分が終了し、試合は延長戦に突入した。
延長前半をスコアレスで折り返して迎えた延長後半112分。ピッチ中央で縦パスを受けたジオヴァニ・ロ・チェルソが左足ワンタッチで前線にパスを出すと、抜け出した途中出場のラウタロ・マルティネスが冷静にネットを揺らし、アルゼンチンが待望の先制点を手にした。なお、L・マルティネスは今大会最多の5ゴール目となった。
このまま試合は終了。勝利したアルゼンチは前回大会に続いて大会連覇を達成。なお、これまでウルグアイ代表と並んで歴代最多タイの数字となる15回の優勝を誇っていたものの、この勝利により単独トップに踊り出ている。
【得点者】
1-0 112分 ラウタロ・マルティネス(アルゼンチン代表)
By サッカーキング編集部
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