アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(左)とMFロドリゴ・デ・パウル(右)[写真]=Getty Images
アルゼンチンの配信番組『オルガ』は18日、同国代表MFロドリゴ・デ・パウル(アトレティコ・マドリード/スペイン)が、コパ・アメリカ2024決勝でFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ/アメリカ)が負傷でピッチを退いた際の逸話を語るインタビューを配信した。
14日に行われたアルゼンチン代表とコロンビア代表によるコパ・アメリカ2024決勝では、63分頃にメッシが足首を負傷。その後メッシは試合続行できず、66分に途中交代を余儀なくされ、ベンチに下がると涙を流した。
その後、両チームスコアレスのまま90分を終えると延長後半112分、ピッチ中央で縦パスを受けたアルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソ(トッテナム/イングランド)が左足ワンタッチで前線にパスを出すと、抜け出した途中出場のFWラウタロ・マルティネス(インテル/イタリア)が冷静にネットを揺らした。そしてこれが決勝ゴールとなり、アルゼンチン代表は前回大会に続いてコパ・アメリカ連覇を達成した。
デ・パウルはメッシがピッチを負傷でピッチを去った場面を振り返り「スタジアムの巨大スクリーンに、レオ(メッシ)が泣いている姿がフォーカスされた。自分たちはピッチで彼の涙を見たんだ」とアルゼンチン代表の選手たちが試合中に涙を流すメッシの映像を目にしたことを明かした。
続けてデ・パウルは「その姿を見たとき、叫び出したいような激しい感情が心のなかに生まれた。そして『メッシのために戦うぞ』とみんなで言い合った。試合は終盤で、自分たちは疲れていた。けど、『彼のためにやってやるんだ』という強いエネルギーを自分の中に感じた」とメッシの涙を見たことで、優勝への気持ちが高まったことを説明した。
By サッカーキング編集部
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