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PKストップした青森山田・GK田中雄大の秘策 田中「西川周作選手がやっていたのをみて、やってみようと思った」

2014.01.02

[写真]=鷹羽康博

第92回全国高校サッカー選手権大会の二回戦が2日に行われ、鳥取県代表の米子北と青森県代表の青森山田が対戦し、80分終えて1-1のスコアとなりPK戦にもつれこみ、青森山田が5-4でPK戦を制した。

青森山田・黒田剛監督
「PKの練習はだいぶやってきたので、子供たちが冷静にきちっと強いボールを蹴れたのが良かったと思います。うちのGKが止めたのもたった1本、相手が弱く蹴ったボールなので。夏の総体でも強いボールをかなり練習したんですけども、流経大柏戦で一人が弱いボールを蹴ってそれを止められて負けたんですね。だから今回は強いボールをということで、しっかりと実行してくれました。セットプレーから先制されて、一時はどうなるかと思いましたけど、冷静に同点にしてくれたと思います」

青森山田・1田中雄大
「自分のセーブだけではなくて、周りの支え、応援のおかげで最後の最後で点が取れたと思うので。実際に1点取られてますし、あの状況だったら負けていたので同点にしてくれた仲間をたたえたいです。PKは1本、1本ではなくて全部が生き物というか、続いていると思うので、視覚や聴覚、すべてにおいて威圧を与えるというか。自分が止めることだけを考えているわけではなくて、相手が外せばいいと思っているので。相手の確率をより低くすることを心がけています。PKでは最初にゴールのいちばん後ろに立って、相手がボールをセットしたときは自分は小さく見えるんですけど、相手が助走で下がってからもう一度GKを見たときに、自分がライン上に立っているとすごく大きく見えるんですよ。天皇杯の準決勝で西川周作選手たちがやっていたのを見て、これはやってみようかなと思って練習でやってみた結果、デカく見えるという話になったので実戦で使えるなと思って今日初めてやりました」

青森山田・7山田武典
「(先制されてから)時間もまだまだあったので、一回落ち着こうということでスタッフから指示が出ていましたし、自分たちも続けて入れば点を取れる自信がありました」

米子北・城市徳之監督
「プランとしては悪くなかったと思います。しっかりとブロックを作って、カウンターを狙うということに関して、生徒たちは徹底してやってくれたなと。ただ、運があったのは事実で何度かあったチャンスを向こうが外してくれたということで、うちのゲームかなという自信が生徒たちにはあったんですけど、最後はPKで負けてしまって、非常に残念でした」

米子北・3森本大貴
「青森山田も落ちてくる時間帯というか、カウンターが決まりそうな時間帯は何度もありましたし、そこで決められたら良かったです。青森山田は本当に強いので、我慢して繰り返すことが大事だと思っていました」

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