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U19日本代表に待望の中村航輔が復帰、浦和の関根も選出

2014.05.16

浦和の関根も選出【写真】=清原茂樹

 日本サッカー協会は15日に、福島合宿に臨むU-19日本代表候補メンバーを発表した。同代表は来年のU-20W杯(ニュージーランド)を目指すチームで、この10月に同大会最終予選を兼ねるAFC・U-19選手権を控えている。鈴木政一監督が招集した23名は、18日(同日に試合のある選手は19日)から集合し、20日に福島ユナイテッドFC(J3)、21日にソニー仙台(JFL)と練習試合を実施することとなっている。

 昨年のU-17W杯メンバーである右サイドバックの石田崚真(磐田U-18)に加え、切れ味鋭いドリブルが持ち味のMF奥川雅也(京都U-18)、そして神戸U-18よりJ2愛媛入りし、今季すでに12試合へ出場しているFW表原玄太が嬉しい初招集となった。そして最大のトピックは、GK中村航輔(柏)の復帰だろう。

 中村は柏U-18出身。高卒2年目の選手だが、高校3年の夏に骨折して以来、負傷に泣かされ続けてきた。昨年もいったんU-19(当時はU-18)代表に呼ばれながら、再度の故障で戦線離脱を余儀なくされていた。そもそも、2年前のU-19代表(つまり現U-21代表=リオ五輪代表)も、この中村が飛び級で正GKの座を奪っていたわけで、この代表はもちろん、五輪代表でも守護神の有力候補と言える選手だ。勇気とスキルを兼ね備える完成度の高いGKの復活は、両代表にとって大きな福音となる可能性がある。

 このチームのエースが南野拓実(C大阪)であることは論を待たないが、W杯の予備登録メンバーに入った彼が10月の予選を含めてチームに合流できるかは率直に言って怪しいところである。W杯を経て新チームへと切り替わる新生ジャパンに彼の名前はあるだろう。突破できなくなって久しい“アジアの壁”を今度こそ突き崩すために、南野不在をも想定しながら、攻守でチームとしてのベースを上げていく必要がある。初招集組にも復帰組にも、レギュラー陣を猛烈に脅かすような力強いプレーを期待している。

GK
中村 航輔(柏)
田口 潤人(横浜FM)

DF
三浦 弦太(清水)
内山 裕貴(札幌)
広瀬 陸斗(水戸)
宮原 和也(広島)
三竿 健人(東京Vユース)
山口 真司(神戸U-18)
石田 峻真(磐田U-18)
茂木 力也(浦和ユース)

MF
松本 昌也(大分)
関根 貴大(浦和)
金子 翔太(清水)
大山 啓輔(大宮)
安東 輝(福島)
小川 直毅(G大阪)
川辺 駿(広島)
奥川 雅也(京都U-18)

FW
田村 亮介(京都)
諸岡 佑輔(福岡大)
越智 大和(産能大)
宮市 剛(湘南)
表原 玄太(愛媛)

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