U-17新潟県選抜としてプレーした際の石塚 [写真]=安藤隆人
7月19日~21日にかけて行われた第18回新潟国際ユース大会。U-17日本代表、U-17新潟県選抜、U-17セルビア代表、U-17メキシコ代表の4チームで行われた今大会、優勝を飾ったのは3戦全勝の新潟県選抜だった。
「前向きでボールをもらえたら、そこから仕掛けられる自信はある。常に裏やギャップを狙って、ゴールを狙った」
こう語ったのは、新潟県選抜の11番を背負った石塚功志。4-2-3-1のトップ下に君臨した石塚は、スピードに乗ったドリブル突破と思い切りの良いシュートが魅力のアタッカーだ。大会初戦となったメキシコ戦、32分に左クロスをMF小林拓夢(帝京長岡高)が落としたボールに素早く反応。強烈なダイレクトシュートをゴールに突き刺し、メキシコを下す決勝弾(2-0で勝利)をもたらした。
セルビアとの対戦となった第3戦では、再びトップ下でスタメン出場を果たすと、積極的な仕掛けで攻撃をけん引。チームはFW鎌田啓義(新潟ユース)のゴールを守りきり、1-0で勝利した。
「インターハイ前に世界の国を相手に戦えたのは、自分にとって大きなプラス。もっとシュートの質や、前向きでボールを持ってからの質を高めていきたい」
石塚の所属する開志学園JSCは、8月2日から開幕するインターハイに出場する。4-3-3を敷くチームにおいて、ツーシャドーの一角を担い、新潟県選抜同様に攻撃をけん引する存在にある。
「チームではまず守備から入るので、しっかりと守りながら、質の高いロングパスやミドルパスを前線に供給していきたい。でも、自分の持ち味はもっと前に仕掛けることなので、ここ(新潟県選抜)でのプレーみたいに、もっと自分から仕掛けて、ゴールを狙いたい」
意欲十分の2年生アタッカーは、大会で確かな手ごたえを掴んで、自らの攻撃力に更なる磨きを掛け、山梨の地に乗り込んでくる。
文=安藤隆人