平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)が2日に開幕し、トーナメント1回戦では、大阪桐蔭(大阪1)と仙台育英(宮城)が対戦した。
試合は立ち上がりから、落ち着かない展開に。大阪桐蔭はJ1鹿島入団内定のMF久保田和音を中心にしたポゼッションが発揮できず、逆に22分、仙台育英はMF佐藤翔太の右からのクロスを、MF安田邑成が鮮やかなダイビングヘッドシュートを叩き込み、先制に成功する。
ここから大阪桐蔭もパスを繋ぎ始めるが、190㎝のCB熊谷駿を筆頭に、180㎝オーバーの選手を揃える仙台育英DF陣を突破できない。すると37分、FW櫻井敬正が左からのセンタリングを合わせ、追加点を奪う。もう攻めるしかなくなった大阪桐蔭は、62分に久保田(和)が1点を返すと、更なる猛攻を仕掛ける。しかし、決定的なチャンスを掴んでも、仙台育英GK青野大のファインセーブに合い、これ以上ゴールを奪えなかった。
仙台育英が2-1で大阪桐蔭を下し、2回戦進出。3日に向上(神奈川2)と対戦する。
(取材・文=安藤隆人)
【スコア】
大阪桐蔭 1-2 仙台育英
【得点者】
0-1 22分 安田邑成(仙台育英)
0-2 37分 櫻井敬正(仙台育英)
1-2 62分 久保田和音(大阪桐蔭)