初芝橋本、FW柳原慶斗のハットトリック含む5得点で日大山形に勝利

インターハイ2014

2回戦進出を決めた初芝橋本のDF岡本涼 [写真]=森田将義

 平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)が2日に開幕し、トーナメント1回戦では、日大山形(山形)と初芝橋本(和歌山)が対戦した。

 序盤は両チームともに初戦の緊張と暑さからか、動きが重く、思ったようにボールが回せずチャンスらしいチャンスが無かったが、飲水タイムを機に初芝橋本が目を覚ます。

 キャプテンのボランチ渡辺淳揮を起点に中長距離のパスを左右に展開し、相手を押し込む時間が増加。31分には後方から1トップの柳原慶斗へと浮き球を配給。フィジカルの強さを活かして、前線でボールを収めると一旦、左にドリブルを始める。DFに囲まれながらも打ったシュートが相手に当たりながら、ネットを揺らし、オウンゴールを誘発。1-0で前半を終える。

 ハーフタイムに「前半は動けず、体力を温存していた状態やから、後半は頼むで」と声をかけられた初芝橋本イレブンは後半開始から日大山形を圧倒。38分に右サイドを飛び出したMF川中健太がゴール前に低いクロスを入れ、これを柳原がダイビングヘッドで合わせて、2点目を奪うと、41分にも右を上がったDF梶川恭佑のクロスを再び柳原が頭で合わせてリードを広げる。続く、44分にもPA左でボールを受けた柳原が左足シュートを叩き込んでハットトリック達成し、試合の大勢を決めた。

 日大山形も意地を見せて55分にFW佐藤幹太郎が一点を返したが、終了間際の66分にCKのこぼれ球をDF矢田雄也に押し込まれ、5失点を献上。初芝橋本が5-1で日大山形に大勝し、2回戦に駒を進めた。

 初芝橋本は3日に、2回戦で習志野(千葉1)と対戦する。

(取材・文=森田将義)

【スコア】
日大山形(山形) 1-5 初芝橋本(和歌山)

【得点者】
0-1 31分 オウンゴール
0-2 38分 柳原慶斗(初芝橋本)
0-3 41分 柳原慶斗(初芝橋本)
0-4 44分 柳原慶斗(初芝橋本)
1-4 55分 佐藤幹太郎(日大山形)
1-5 66分 矢田雄也(初芝橋本)

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