執念で勝利をつかみ取った徳島市立のメンバー [写真]=安藤隆人
平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)が2日に開幕し、トーナメント1回戦では、金光大阪(大阪2)と徳島市立(徳島)対戦した。
3-4-3を敷く金光大阪と、4-4-2の徳島市立。試合が動いたのは7分、金光大阪は右CKを得ると、これを2年生DF羽田健人が合わせ、先制に成功する。しかし、その後はお互いが一歩も譲らないこう着状態に。徳島市立もエースのMF福住卓磨とFW大西致誠の2トップを軸に、チャンスを作るが決めない。
後半に入ると、リードしている金光大阪が、前掛かりになった徳島市立の裏のスペースを果敢に狙って、チャンスを作った。しかし、後半アディショナルタイム。カウンターを仕掛けた徳島市立が、執念でPKを獲得。これを74分にDF中峯正博が決めた瞬間、試合終了。まさに土壇場で徳島市立が同点に追いつき、試合はPK戦に突入。
PK戦は、一人ずつGKに止められて迎えた8人目。金光大阪が外したのに対し、徳島市立はきっちりと決め、執念の勝利で、2回戦進出を決めた。
徳島市立は3日に、2回戦で野洲(滋賀)と対戦する。
(取材・文=安藤隆人)