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土壇場で同点の徳島市立、PK戦で金光大阪下し、執念の2回戦進出

2014.08.02

執念で勝利をつかみ取った徳島市立のメンバー [写真]=安藤隆人

 平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)が2日に開幕し、トーナメント1回戦では、金光大阪(大阪2)と徳島市立(徳島)対戦した。

 3-4-3を敷く金光大阪と、4-4-2の徳島市立。試合が動いたのは7分、金光大阪は右CKを得ると、これを2年生DF羽田健人が合わせ、先制に成功する。しかし、その後はお互いが一歩も譲らないこう着状態に。徳島市立もエースのMF福住卓磨とFW大西致誠の2トップを軸に、チャンスを作るが決めない。

 後半に入ると、リードしている金光大阪が、前掛かりになった徳島市立の裏のスペースを果敢に狙って、チャンスを作った。しかし、後半アディショナルタイム。カウンターを仕掛けた徳島市立が、執念でPKを獲得。これを74分にDF中峯正博が決めた瞬間、試合終了。まさに土壇場で徳島市立が同点に追いつき、試合はPK戦に突入。

 PK戦は、一人ずつGKに止められて迎えた8人目。金光大阪が外したのに対し、徳島市立はきっちりと決め、執念の勝利で、2回戦進出を決めた。

 徳島市立は3日に、2回戦で野洲(滋賀)と対戦する。

(取材・文=安藤隆人)

【スコア】
金光大阪(大阪2) 1-1(PK 6-7) 徳島市立(徳島)

【得点者】
1-0 7分 羽田健人金光大阪
1-1 70+4分 中峯正博(徳島市立

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