試合前に整列した広島皆実と鵬翔のメンバー [写真]=安藤隆人
平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)が2日に開幕し、トーナメント1回戦では、広島皆実(広島)と鵬翔(宮崎)が対戦した。
1回戦屈指の好カードとなったこの試合。共に気合い満点で臨んだ試合は、その名の通り熱戦となった。前半から激しい中盤の攻防が続く。激しい球際と素早い攻守の切り替えで、非常に締まった試合は、0-0で後半戦に。
後半、立ち上がりから広島皆実が攻勢に出るが、鵬翔の守備の集中力が高く、なかなかゴールをこじ開けられない。しかし、61分、ついに均衡が破れる。GKへのバックパスに詰めた途中出場のMF梶原亮が、GKのキックを体でブロックし、そのまま無人のゴールに蹴り込んだ。さらに65分にはMF丸川太誠が追加点を挙げ、勝負あり。
鵬翔も69分にDF河野貴志が1点を返すが、届かず。広島皆実が2-1で鵬翔を退け、2回戦進出を決めた。
広島皆実は3日に、2回戦で市立船橋(千葉2)と対戦する。
(取材・文=安藤隆人)