抜群のスピードで帯広北DFを脅かした西武台高校FW中山歩 [写真]=大島和人
平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)が、2日に開幕した。3日に行われた2回戦で西武台(埼玉1)と帯広北(北海道2)が対戦した。
西武台はセンターフォワード、両ウイングが相手DFの背後に走り込む速攻が有効で、サイドからチャンスを量産。序盤から攻勢だった。
7分には左ウイング久保龍希がクロスを送り、右ウイング高山涼杜が合わせて先制。前半は決めきれず1点に止まったが、後半に入ると37分に久保がDF加藤智陽の左クロスに合わせて追加点。48分にもFW中山歩が右クロスのファーに流れたボールを押し込み、3-0とリードを広げる。
2日の1回戦では高知商業(高知)を3-1で下している帯広北だが、1回戦がシードだった西武台に比べてコンディションのハンデは否めなかった。丁寧にパスをつなぐスタイルを見せたが、守備陣が西武台の速い攻めに対応しきれなかった。
西武台がそのまま試合をしっかり締めて、試合は3-0でタイムアップ。河合竜二、田畑昭宏らを擁して95年の総体は準優勝に輝いている埼玉の名門が、初戦を最高の形でモノにした。
3回戦は4日に行われ、西武台は鹿児島実業(鹿児島)と対戦する。
(取材・文=大島和人)