平成26年度全国高等学校総合体育大会サッカー(男子)の準々決勝が6日に行われ、青森山田(青森)と広島皆実(広島)が対戦した。
真夏の日差しが照りつける真夏の山梨。猛烈な暑さの中、前半から両チームは激しくぶつかり合った。
先制したのは青森山田だった。20分、左CKからDF常田克人のヘッドのこぼれを、FW丹代藍人が押し込んだ。同点に追いつきたい広島皆実は、早々に怪我明けのエース梶原亮を投入し、攻め手を強めるが、「変則的な3バック」(青森山田・黒田剛監督)を敷く青森山田は、3バックと両ウィングバックが強固なブロックを作り、時には5バック気味でゴール前に鍵を掛けた。69分に混戦から広島皆実が追い付いたかに見えたが、これはオフサイドでノーゴール。丹代のゴールを守りきった青森山田が、優勝した2005年以来の、9年ぶりのインターハイベスト4に進出した。
青森山田は7日に、準決勝で東福岡(福岡)と対戦する。
(取材・文=安藤隆人)
【スコア】
青森山田(青森) 1-0 広島皆実(広島)
【得点者】
1-0 丹代藍人(青森山田)