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流経大柏が2戦連続PK戦勝ちで熱戦を制す…矢板中央は一歩及ばず

2015.01.02

2試合連続でPK戦を制した流通経済大柏イレブン [写真]=郡司聡

 第93回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が2日に行われ、千葉代表流通経済大柏栃木代表の矢板中央が対戦した。

 フクダ電子アリーナで行われた一戦は、地元・千葉代表流通経済大柏が最初にチャンスを得る。開始30秒、右サイドからの折り返しを久保和巳が合わせたが、シュートは惜しくも櫻井武史の正面だった。

 一方の矢板中央も29分、水書祐季のクロスを関岡亮太が頭で合わせるが、得点とはならなかった。その後、両チームチャンスを作ったもののゴールは生まれず、0-0で前半を折り返す。

 後半立ち上がりの48分、流通経済大柏が均衡を破る。右サイドでボールを受けた途中出場の福井崇志が久保へパスを出すと、久保がドリブルからシュート性の速いクロスを送る。櫻井が弾きこぼれたボールを小川諒也がゴール左に蹴りこみ、待望の先制点を決めた。その後も流通経済大柏は、福井や高沢優也らが惜しいシュートを放つ。

 追い付きたい矢板中央は58分、今泉航希のロングスローのこぼれ球から、関岡が豪快なボレーシュートを突き刺し、矢板中央が同点に追いつく。

 同点とされた流通経済大柏は69分、ペナルティエリア右でパスを受けた福井がシュートを放つが、ここはポストに弾かれてしまう。

 その後も互いにチャンスを掴んだが、勝ち越しゴールを奪うことは出来ず、試合の行方はPK戦に持ち込まれた。

 先行の流通経済大柏、後攻の矢板中央ともに1人目が決める。先に決められ迎えた矢板中央の2人目、今泉のシュートを瀬口隼季が止め、流通経済大柏がリードを奪う。その後3人目、4人目は互いに決める。流通経済大柏は5人目の小川がきっちりと決め、3回戦に進出した。

 流通経済大柏は1月3日に行われる3回戦で、富山代表・水橋と高知代表・明徳義塾の勝者と対戦する。なお、決勝は12日に埼玉スタジアムで行われる。

【スコア】
流通経済大柏(千葉) 1-1(PK5-3) 矢板中央栃木

【得点者】
1-0 48分 小川諒也(流通経済大柏
1-1 58分 関岡亮太(矢板中央

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