同点ゴールを決め勝利に貢献した花房稔(右) [写真]=平山孝志
第93回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が2日に行われ、東京A代表の國學院久我山と宮崎代表の日章学園が対戦した。
駒沢陸上競技場で行われた一戦は11分、初戦の前原戦で決勝ゴールを決めた國學院久我山の小林和樹がゴール前に抜け出すが、シュートまでは持ち込めない。
一方の日章学園は40分、ペナルティエリア内でボールを受けた竹脇雄大がクロスボールをあげたが、國學院久我山の懸命の守りでシュートを打たせない。スコアが動くことはなく、0-0で前半終了を迎えた。
後半立ち上がりの50分、日章学園の河野翔太がディフェンスラインの裏に抜け出し、フェイントを入れてから右足でシュートを放ち先制点を決める。
追い付きたい國學院久我山は74分、檜垣寧宏のコーナーキックを花房稔が頭で合わせて同点ゴールを決めた。後半アディショナルタイムには、名倉巧のシュートがポストに直撃するなど好機を作るものの、勝ち越しゴールは生まれずPK戦に突入した。
先行の日章学園、後攻の國學院久我山ともに3人目までが決め、迎えた日章学園の4人目の谷口智彦が外してしまう。國學院久我山は4人目、5人目がきっちりと決めて、3回戦進出を決めた。
國學院久我山は1月3日に行われる3回戦で、京都代表・京都橘と対戦する。なお、決勝は12日に埼玉スタジアムで行われる。