PK戦の末、藤枝順心に勝利した常盤木学園 [写真]=吉田孝光
第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の準決勝が7日、ノエビアスタジアム神戸で行われた。
夏のインターハイを制し、大会連覇も掛かる日ノ本学園高校(関西地域第1代表/兵庫県)と、2年ぶりの出場となった村田女子高校(関東地域第1代表/東京都)の対戦は、前半をスコアレスで折り返し、後半も終盤となった74分に池尻茉由が得点し、日ノ本が先制。すると、77分と80分にも加点した日ノ本が3-0の勝利をおさめ、決勝戦進出を決めた。
大会最多優勝回数を誇る常盤木学園高校(東北地域第1代表/宮城県)と前回準優勝の藤枝順心高校(東海地域第1代表/静岡県)による一戦は、78分に島村友妃子のラストパスを受けた児野楓香がネットを揺らして、藤枝順心が先制。常盤木も試合終了間際、自陣からのロングボールに抜けた小林里歌子のパスを受けた白木星が流し込んで、土壇場で同点した。
両校は第21回大会の準々決勝で対戦した際はPK戦で常盤木、前回大会は準決勝で対戦してPK戦で藤枝順心が勝利しており、3大会連続でPK戦に突入する。PK戦では1人ずつが失敗して迎えた6人目で藤枝順心が失敗。常盤木がPK戦を制した。
この結果、11日にノエビアスタジアム神戸で開催される決勝戦は日ノ本と常盤木が対戦することになった。