5月1日から4日間にわたって2015東京国際ユース(U-14)サッカー大会が開催。コリンチャンス(サンパウロ)との決勝戦を1-0で制したカイロが初優勝を飾った。
準決勝でボカジュニアース(ブエノスアイレス)を破ったカイロと、ソウルに競り勝ったコリンチャンスによる決勝戦。試合は立ち上がりからカイロがペースを握り、南米の雄を圧倒する。コリンチャンスのパス回しに対して、高い位置からプレスを掛けチャンスを演出した。
得点シーンもカウンターから生まれた。最終ラインの裏へのパスにA・シャッハトがスピードを生かして抜け出すと、冷静にゴールへ流し込んだ。
後半に入ってもカイロが主導権を握り、試合を優位に進めていく。追加点は奪えなかったが、このまま1-0で初優勝を果たした。
カイロを率いたY・ハリル監督は「優勝を目指して来たので、もっとゴールを決めたかったがよかった。この大会に向けていろいろ準備をしたので、それが優勝できた要因だと思う」と振り返った。また、試合以外にも多くの国際交流の場が設けられていた今大会の総括としては、「指導者も選手も文化交流をして勉強になったし、日本の方々と交流ができてとてもうれしかった。また来れることを願っています」と語った。
東京国際ユース大会は、次世代のトップアスリートを目指す世界のユース世代のサッカー大会として、2008年から始まり今年で7回目。今年度はFC東京、東京ヴェルディ、東京都選抜、岩手県選抜、宮城県選抜、福島県選抜、茨城県選抜の日本勢7チームを含む16チームが参加した。
【決勝戦スコア】
カイロ 1-0 コリンチャンス(サンパウロ)
【得点者】
18分 A・シャッハト(カイロ)
【3位決定戦スコア】
ボカジュニアーズ(ブエノスアイレス) 3-0 ソウル
【得点者】
20分 A・バレラ(ボカジュニアーズ)
56分 A・フェルナンデス(ボカジュニアーズ)
58分 A・フェルナンデス(ボカジュニアーズ)
■順位表
1位 カイロ
2位 コリンチャンス(サンパウロ)
3位 ボカジュニアーズ(ブエノスアイレス)
4位 ソウル
5位 FC東京
6位 チェルタノヴォ(モスクワ)
7位 東京ヴェルディ
8位 東京都選抜
9位 ジャカルタ
10位 ニューサウスウェールズ(オーストラリア)
11位 ベルリン
12位 茨城県選抜
13位 宮城県選抜
14位 岩手県選抜
15位 福島県選抜
16位 八一中学(北京)