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明治大、PK戦制し2年ぶりV…総理大臣杯出場7校が決定/アミノバイタル杯

2015.06.07

2年ぶりにアミノバイタル杯優勝を果たした明治大 [写真]=平柳麻衣

 5月30日から6月7日にかけて、「アミノバイタル」カップ2015第4回関東大学サッカートーナメント大会《兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選》が各地で行われた。

 本大会は、JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦1部、2部リーグに所属する全24チームと、都県リーグに所属するチームの中からプレーオフを勝ち上がった8チームの計32チームが出場する一発勝負のトーナメント戦。

 7日に味の素フィールド西が丘で行われた決勝戦では、現在1部リーグ8位の明治大学と2部リーグ3位の筑波大学が対戦した。
 
 立ち上がりから明治大が得意とするサイドを起点とした攻撃で主導権を握る。16分、裏へのボールに抜けだした藤本佳希が胸トラップからシュートまで持ち込んだが、筑波大GK森本泰介が弾きだす。カウンターのチャンスをうかがっていた筑波大は31分、左サイドバックの三丸拡のオーバーラップからゴール前に持ち込み、こぼれ球に戸嶋祥郎がフリーで詰めたがDFがブロックに入りゴールならず。スコアレスドローで折り返した。

 後半に入ると、明治大は両サイドバックがさらに高い位置を取って前掛かりになる中、筑波大はカウンターから決定機を演出。68分、浅岡大貴が右サイドを突破し中央へ低いクロスを送ると、中野誠也が右足で合わせたがゴールわずか左へ逸れる。90分間で決着がつかず、延長戦に突入すると、明治大は選手交代により4バックから3バックに変更し勝負に出たが、筑波大DF陣も集中力を切らさない。準決勝から連日厳しい暑さの中で戦う両チームは、なかなかシュートまで持ち込むことができず、0-0のまま勝負はPK戦へ。

 先攻の明治大は1人目のキャプテン、和泉竜司が冷静にゴール右に決めると、続く筑波大の1人目のキッカー、若杉拓哉が右下へ放ったシュートをGK服部一輝がセーブ。以降、全員が成功した明治大が5-3で筑波大を下し、2013年以来の同大会王者に輝いた。

 また、同会場で行われた3位決定戦は、昨季の総理大臣杯決勝戦と同カードである流通経済大学と法政大学が対戦。前半12分、流通経済大は右CKから山岸祐也が合わせ先制すると、続けて14分、33分に渡辺直輝が追加点。38分に法政大の内嶺大輝がPKを決めて1点返し、3-1で前半を折り返す。

 後半に入ると、54分に退場者を出した法政大流通経済大が圧倒。60分、左サイドから中村慶太が右足でシュートを突き刺し4点目。76分には流通経済大が退場者を出して同人数になり、法政大はそのファウルで得たPKを再び内嶺が決め2点差に追い上げるが、ここでタイムアップ。4-2で流通経済大が競り勝ち、3位に入賞した。

 アミノバイタルカップの順位表は下記のとおり。該当の7チームは8月に開催される2015年度 第39回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントに出場する。(カッコ内は総理大臣杯出場経験)

優勝:明治大学(2年ぶり12回目)
準優勝:筑波大学(3年ぶり22回目)
3位:流通経済大学(3年連続11回目)
4位:法政大学(3年連続19回目)
5位:東洋大学(初出場)
6位:専修大学(2年連続3回目)
7位:平成国際大学(3年ぶり2回目)

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