中村(左)、小川(中上)、人見(右上)、内桶(中下)、後藤(右下) [写真]=瀬藤尚美、兼子愼一郎、大澤智子、兼村竜介、渡辺裕子
サッカーキングネクストでは、14日から16日にかけて「あなたが選ぶ第94回全国高校サッカー選手権ベストゴールは?」と題したアンケートを実施した。
183票を獲得して1位に輝いたのは、東福岡MF中村健人が決勝の國學院久我山戦で47分に決めた直接FK。味方選手が肩を組んで壁の前に立ち、相手GKからシュートコースを隠す“アシスト”を受けると、右足で放ったシュートは見事にゴール左下に収まった。投票者からは、「オシャレなFKでの得点は鳥肌が立つし、楽しくサッカーしているのが伝わってきた!」、「壁になった選手のタイミングやキックの精度がそろってこそのゴールだったと思う」、「中村選手のキックは他の選手とは別格。それを象徴する完璧なシュートだった」と称賛の声が寄せられた。なお、この得点はイギリス紙『デイリー・ミラー』も11日付で報じており、海外でも話題を集めている。
2位には、桐光学園FW小川航基が青森山田戦で挙げた1点目のゴールが選ばれた。アンケートの回答では、「厳しい角度で厳しい体位から強烈なシュートだった。ストライカーとしてのすごさを感じた」、「体が外を向いていたのに体幹の強さで、しっかり逆に腰を回してファーサイドネットに突き刺した。さすがプロ内定選手」、「武藤嘉紀選手を彷彿とさせるシュート。衝撃を受けた」と高い評価を受けた。なお、小川が同試合で決めた2点目のヘディングシュートは、6位にランクインしている。
3位に選ばれたのは、矢板中央FW人見拓哉が鳴門戦で挙げた、自身1点目のダイビングヘッド。「あそこに突っ込む勇気、そしてしっかり押しこむ決定力!さすがでした」、「DF2人の間に飛びこんで ダイビングヘッドでゴール。今まで見せたことがない、気迫を感じるシュートでした」と、ゴールへの執着心が評価された。なお、今回はランク外となったが、人見が同試合で挙げた2点目のゴールには、「パスを受け取ってからシュートまでの時間が短く、外国人選手のようだった」、「GKの位置を確認してゴール左隅にグラウンダーで流しこんだ。一連の動作がお手本のようだった」といった声が寄せられている。
4位には、國學院久我山FW内桶峻が前橋育英戦で決めたゴールが選ばれ、理由としては「DFとGKが予測できないタイミングでニアへの素晴らしいシュート。見た瞬間、鳥肌が立ちました」、「シュートの軌道、威力、インパクトとして十分にワールドクラス」、「エリア内に進入してからシュートまでの判断の速さ、正確さ、コンパクトな足の振りなど、高校生らしからぬところが随所に見られた」といった声が集まった。
また、5位には、各務原MF後藤創が挙げた香芝戦の決勝点がランクイン。投票者からは、「センタリングからのダイレクトボレーは、先取点を奪おうとする意識の表れ。キャプテンとしての責任感を感じた」、「あれほど完璧なボレーシュートはプロの選手でも簡単にできないものだと思う」と理由が挙げられている。
10位までの投票結果は以下のとおり。
1位(183票):東福岡MF中村健人(國學院久我山戦1点目)
2位(84票):桐光学園FW小川航基(青森山田戦1点目)
3位(60票):矢板中央FW人見拓哉(鳴門戦1点目)
4位(42票):國學院久我山FW内桶峻(前橋育英戦)
5位(25票):各務原MF後藤創(香芝戦)
6位(17票):桐光学園FW小川航基(青森山田戦2点目)
7位(13票):國學院久我山DF戸田佳佑(青森山田戦)
7位(13票):國學院久我山FW澁谷雅也(明秀日立戦)
7位(13票):市立船橋MF原輝綺(米子北戦)
10位(10票):中京大中京MF辻星哉(札幌大谷戦)