東福岡の新たな攻撃の核として期待される高江麗央 [写真]=安藤隆人
平成27年度全国高校総合体育大会（インターハイ）、第94回全国高校サッカー選手権を制した東福岡高校。主将の中村健人（明治大学進学）や守備の要を務めた福地聡太（同志社大学進学）など多くの主力メンバーがチームを離れた。しかし、新チームで迎えた第37回九州高校（U－17）サッカー大会では大津高校を破り、優勝を手にした。今シーズンも躍動が期待される東福岡の注目選手を紹介する。
第94回全国高校サッカー選手権大会では1回戦の遠野高校戦から試合に出場するも、あくまで『藤川（虎太朗）の代役』だった。
「虎太朗が復帰したら、少ない時間しか出場できなかった。その前にチャンスをもらったのに、結果を残せなかった自分もいる。本当に悔しい」
高江の持ち味は積極果敢なドリブル。強烈なミドルシュートも武器にする彼は、今年のチームにおいて藤川と2シャドーを組み、攻撃の中枢を担う。「自分が攻撃を引っ張る気持ちでやっていきたい。どんどん仕掛けたい」。もう『藤川の代役』とは言わせない。強い意志を持って、勇猛果敢に相手守備網に飛びこんで行く。
文＝安藤隆人
