東福岡の1トップ候補、佐藤凌我[写真]=安藤隆人
平成27年度全国高校総合体育大会(インターハイ)、第94回全国高校サッカー選手権を制した東福岡高校。主将の中村健人(明治大学進学)や守備の要を務めた福地聡太(同志社大学進学)など多くの主力メンバーがチームを離れた。しかし、新チームで迎えた第37回九州高校(U-17)サッカー大会では大津高校を破り、優勝を手にした。今シーズンも躍動が期待される東福岡の注目選手を紹介する。
今年の1トップ候補は、選手権優勝の瞬間に埼玉スタジアム2002のピッチに立っていたが、喜びを大きく表現することはなかった。
86分に投入され、プレー時間は数分に終わった。しかも自分が『連れてきた』舞台ではなく、『連れてきてもらった』決勝。優勝の喜びに浸りきれなかった。しかし、決勝戦で初めてベンチ入りし、決勝という大舞台に数分でも出場したということは、森重潤也監督から、「来年はお前が引っ張るんだ」というメッセージでもあった。
「ゴールを奪うことはもちろん、周りとうまく連動していきたい」。ストライカーは決意を新たに今シーズンに挑む。