2本目の30分間に出場した森島 [写真]=佐藤博之
9日、U-19日本代表は全日本大学選抜と30分×3本形式の練習試合を実施。小川航基(ジュビロ磐田)のゴールで先制するも、2失点を喫し、1-2で敗れた。
「たぶん中学1年の時以来」という右サイドハーフを務めたMF森島司(サンフレッチェ広島)は、「全然ダメでした(苦笑)」と自身のプレーを振り返った。
広島では現在、ボランチを主戦場としているが、「最初の頃にシャドーをやっていて、その時に(代表スタッフが)見に来てくれたので、サイドハーフとして起用されたんだと思う」と、久々に臨んだサイドハーフだった。「ギャップに入った時はうまくできたけど、ライン上に立った時に相手がプレスバックに来たのですごく難しくて、2回ボールを取られてカウンターを食らってしまった。ライン際に立った時のプレーをもっとこだわってやっていきたい」と、試合後は反省の弁が口をついた。
ただ、森島自身は「(今後もサイドハーフをやることになるか)分からないけど、代表でもまたボランチでやりたい」と、ボランチへの強いこだわりを持っている。「元々サイドに張るタイプではないので、今日はサイドハーフだったけど、ギャップに入って真ん中でプレーして起点を作ろうと意識していた。やっぱりチームメートはみんなうまいので、自分は『パスを出してサポート』っていうのを繰り返して、もっとタッチ数を増やして攻撃に絡んでいきたい」(森島)
所属する広島では、まだベンチ入りメンバーに絡むことができていないが、昨季リーグ王者というレベルの高い環境の中で、得るものは大きい。森島は、「自分の中では(好アピール)できているイメージはあるけど、フィジカルの部分や守備は本当にまだまだだと思うので、ベースの部分を上げていかなければいけない。今はチームで練習していて楽しいし、そこで頑張って自分の良いところを出して、また代表に呼ばれたらこっちでも頑張りたい」と、充実した表情で語った。